「隙 間」

2005年08月09日(火) 憐れな指先

「それ」は目の前で、腕の中からすり抜けた……
不器用なこの指先は、
その胡蝶の羽を握り潰してしまいそうで、
ただ眺めて過ごしてしまう。
いつも、いつも……
この手の平でなら、羽を休めてくれるだろうか。
いつも、いつでも、
いつまでも……


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