星空の下をせいいっぱい、伸びやかに広がっていた銀の翼。が、一転し、雲の中で折れよと言わんばかりの雨の中で、折れまいと必死に耐える銀の翼。そのどちらも同じ、一つの翼。まだ飛び続けなければいけない。まだ飛び続けたい……。どこへ向かうのか、どこに辿り着くのかわからないけど。彼のフライトは、まだ続く。