「隙 間」

2005年09月15日(木) 僕の後ろに道……

坂道を登る時、坂のてっぺんを見ながら登る?
どこまで続くかわからない急な坂道。
ひょっとしたら、数メートルで終わるかもしれない。
でも、ひょっとしたら、何十キロも続いているのかもしれない。
だから、いつも坂道では足元だけを見て登る。
右、左、右、左……。
自分の足が一歩ずつ、着実に前に進んでゆく姿を確認しながら、
坂の終わりの事は考えない。
ずっと続くつもりで登ってゆけば、きっといつかは登りきれるのだから。
時々、本当に終わりが来るのか不安に思って顔を上げてみたりはする。
ふと振り返ると、気が付かない内にこんなに進んでいたの?
と、それまでの道のりに驚かされる。
気が付けば、ずいぶん遠くまで来たもんだ……。
行く先はどこ?
道は間違えていない?
登り道はまだ続く?
登ってきた後ろに、道は出来ている???


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