やっと読み終わった。 前回の村上作品「ノルウェーの森」に比べて、より引き込まれてグイグイ読み進めていけた。相変わらず? 誰かと自分の生と死と存在をテーマにしていたけど、読中ふと共感してしまう所があったのは、やばいのかしらん……?
なんにせよ、登場人物の一人一人が魅力的で、言葉遣いや表現もサラリと頭の中に流れ込んでくる……。超一流作家なのだから、それも当然だね。 一人称と三人称の文体の使い分けも、全体を通して「あるべくしてある」ようになっている。まあ、個の思索的な作風だから、といえばそれまでだけれど。
以前に比べ読める時間が減ってしまったけれど、次を物色しないと……。
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