「隙 間」

2006年12月08日(金) 「卒業」と腰痛と……

 重松清著「卒業」

 を読んだ。
 最新刊。このタイトルにしてこの時期の発売に、商業的戦略の結果なのだろう、なんてことは置いておいて(苦笑)
 四編による短編集の構成。このスタイルはもはや重松スタイルといってもいいのかもしれない。その中の「あおげば尊し」は、個人的な体験を含めて、ちょっと、しんどかった。
 いやべつに、卒業式の国歌斉唱・国旗掲揚問題がテーマになっているわけではない、念のため……。
 そしてまた、学校の教育問題がテーマになっているわけでも、ない。あしからず。
 まあ、学校との関係はあるのだけれど……。
 それぞれの作品が、別の重松作品との関連性もあるので、読んでみるとなかなか興味深い。

 何度読んでも、重松清の世界はガツン、そして、ごわぁんとやられてしまう……笑
 元々はルポライターから始まり、ゴーストライターもつとめ、そして作家として培ってきたからこそ、の世界だと思う。
 それこそ、経験がものをいう……?
 たしかにそれは、ある。
 でも、経験だけではどうしようもないこともある。経験だけなら、長く生きてきた人に敵うわけがない。ごくありきたりすぎて、うっかり見逃してしまうような出来事で、同じように誰しもが経験してきているはずの出来事を、ふと、それに視点を向けることができるかどうか……。
 ……ストック、ストック、ストック。
 掘り返せ、掘り返せ、掘り返せ……。
 今まで見て聞いて、見逃したふりをしてきた全てのことを、それが当たり前のことだと言い聞かせてきたことを……。

 ……なんてことをしていたら、腰痛が悪化(?)してきた。
 歩くのがしんどい……行きは歩いて帰りは電車で、てな感じで今日も頑張る(苦笑)
 歩かないと、頭が回らない気がしてしまうから。
 今日は
「15883」


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