ペットボトルのお茶「辻莉」を自販機で買う。 たまにおまけでついてくるマスコットフィギュアがあり、自販機前の警備室に詰めている警備のおじさんも、まさに、たまに、しか当たったのを見たことがないらしい。
先週、三本買ったら、ふたつ当たった。
五種類あるそれぞれに「願い」があるのだけれど、わたしの最初の「願い」は、
よい出会いがありますように……
だった。
二回目は、
体が健康でありますように……
だった。
どちらもたしかに、わたしに必要なもので、いいえて妙なもので、鼻の奥がこそばったい感じがした。
昨夜といい今夜といい、月が澄んでいる。
不忍池に映し、揺れる水面でゆらゆらと揺れ、いつまでも形になることない月を、眺める。
いつまでもいつまでも、ゆらゆらと形にならない。 いつまでもいつまでも、ゆらゆらと揺れている。 わたしがいなくなってもなお、ゆらゆらとしているに違いない……。
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