「隙 間」

2008年05月06日(火) さよなら。いつかわかることと、なりふり構わぬ覚悟

「さよなら。いつかわかること」

 イラクに出征した妻グレースの帰りを小学生の娘二人と待つ夫スタンレー。彼の元に妻の訃報が届き、衝動的に娘たちを連れ小旅行に出かけるが、なかなか伝えることができないまま、目的地のテーマパークに辿り着く。
その帰り、意を決してスタンレーは娘たちに伝えるべく車を海岸の砂浜に止める。
 そして……。

 いいです。
 もの凄く、いいです。

 留守電の応答メッセージの妻の声に、スタンレーは道中話しかけるんです。

「どう話したらいいのかわからない。君ではなく、僕が行っていればよかった」

「君に謝りたかった。僕ではなく君が行くことが恥ずかしくて、僕は不機嫌だったんだ」

 長女は父の違和感を感じ取り、留守電をこっそり出先から再生して、父の母へ語りかける言葉を聞いてしまう。
 それでも、父には知らぬふりで何も知らずはしゃぐ妹とテーマパークで遊んでみせる。

 途中に立ち寄ったホームセンターで、中に入れる家のおもちゃの中に潜り込み、「ママが恋しい」と本音をこぼす下の娘と長女をギュッと抱きしめ合う三人のシーンは、グッときました。
 そして、ついに話すことを決意したラストシーン。

 父は娘たちに、どんな言葉で伝えたのか……?

 セリフを流さずに伝える演出は、素晴らしかったと思う。
 派手さはないが、大切なひとと観るにはお勧めです。
 タイトルでひかれるかもしれないけれど(汗)

 ……。

 くそっ。案の定、かぶっちまってるじゃあねえか……汗

 書く気ぃ、無くさせられちまいます。

 それでも、書く?

 歩行者天国の空に、子どもの手から離されてしまった水色の風船が舞い上がってゆきます。
 あれが空色に溶けて見えなくなったなら……。

 書くしかないでしょう。

 空に溶けるなどありえないけれど、瞼の裏にいつまでも水色の風船が浮かんでいても、子供が泣き叫んで駄々をこねていても。

 それでも、しょうがない。

 しょうがないのだから、笑われたって、つまずいたって、また立ち上がって、ファイティングポーズを構え、踏みとどまって……。

 太陽に背を向け、白い月と流れる星に、願う。

 夏へのはじまり。
 待っていやがれ!笑

 そして、前作の長編の赤入れ、終わりました。

 前半は、まあなんて赤一色、な散々な状況でしたが、とりあえず伏線を混ぜるなどしない方向での赤はひと段落です。

 これ、来月末のに出し直してみてもよかかしらん?汗

 審査の下読み担当者って、他賞のとかけもちが多いらしいから、同じの送ってやがる、とすぐにバレるらしいけれど……。

 打ち込みと再チェックはもちろんあるけれど、新作に本腰で取り組める。

 ……このまま、書くか?

 何かをやろうとするならば、なりふり構っちゃいられない、が当たり前でしょう。

 恥も外聞もかなぐり捨てなきゃあ、ね?汗

 その覚悟でやり始めたことを、忘れてました。
 そのまんまというわけではありませんが……。

 なまじ会社勤めを復活させ、ダレてました(汗)

「書くためならいつ辞めてもかまわない」

 と……。
 現実はさほど甘くはありませんが(笑)


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