「隙 間」

2008年05月19日(月) 慣れと甘えと必要なもの

 久しぶりに1000文字小説を書いてみました。
 昼休みにふと、そんな衝動に駆られたので(笑)

 1000文字って、めっちゃくちゃ、今までの長編の書き方と勝手が違います。

 最初、導入だけで1000文字をはるかに越えてしまい、昼休み中はそこまで。慌てて書き方を変えました。
 これとこれとこれ、あとは削除して……。

 まずは骨、そして神経血管内臓、それから肉やヒフを徐々に着せてゆくのではなく……。

 とにかく、まずは骨っ、そして皮っ、余った隙間に肉を詰め込むっ!

「書きたいこと」と「書くべきこと」の境界に、非情なまでにざくっと刃をいれ、切り落とさなければなりません。
 この作業にまったく手を着けずに長編を書いていたなんて、

「なんという過ちを犯していたのだろう」

 と思ってしまいました。
 超短編・掌編小説といわれる原稿用紙三枚程度の小説と、長編といわれる百枚二百枚以上の小説とでは、もちろん書き方も考え方もまるっきり違います。
だけれども、緊張の緩和、が必要なのです。
 緊張ばかり緩和ばかりじゃあつまらない、緊張のなかに緩和があるからこそ、味が出る。

 自分の肉は落としてるくせに、作品の贅肉を落とすことをおろそかにしていたのかもしれません。

 だけど、わたしの肉は自然に落ちていってくれたんだもの。
 そんな風に作品の贅肉も落ちていってくれたらいいのに(汗)

 本来、赤を入れることが贅肉を落とす役割のはずなのに、逆に増えてくばかりというのはどういうことだったんでしょう?
 それはきっと、自分を甘やかしている、ということなのかもしれません。

 慣れるということは、甘やかすということ

 と、背中合わせです。
 なんだかんだと、わたしはすっかり自分を甘やかしているような気がします(汗)

 余ったもの、いまは必要ないもの、全部捨ててしまえっ!
 ……それでも、捨てきれません。
 貧乏性なもので(汗)


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