「隙 間」

2011年11月30日(水) 「この愛のために撃て」

「この愛のために撃て」

なんと、こっぱずかしいタイトルだろう。

ギンレイにて。

看護助手のサミュエルは、臨月が近い妻を誘拐されてしまう。

「お前の病院に入院している、ある男と交換だ」

食器を片そうと立ち上がった妻に、

「安静にしてなくちゃだめだ」

といい。
早く起きたから、と朝食を作っている妻に、

「あとは僕が作るから、きみはソファで座ってて」

とフライパンを取り上げる。
そんなデレデレのサミュエルは、一瞬にしてパニックになる。

しかし、「死なない男」のような腕っぷしもなければ、銃だって撃ったこともない。

「妻を返せっ」

たった一発しか撃たない。

「この愛のために撃て」

いったいどこで、どの場面で撃ったのか。

観たらきっと、まさかと思うだろう。
御約束のサスペンスアクションだが、久しぶりになんのストレスもなく、観てただただ楽しめる作品であった。

今もしも一発だけ弾が込められた銃を手にしていたら、いつ、何のために、何を撃つだろう?


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