「隙 間」

2012年01月03日(火) 明けまして驚きました

新年明けまして
おめでとうございます。

昨年は公私ともに、まさに激震の一年だったことを、沁々と思い返しております。

新春に春を嘯き、やがて虚は剥がれ落ちるものと大震災に襲われました。

初夏になり、震災後の波崎・銚子をようやく訪ねて、そのありありと残された爪痕を目の当たりにしてきました。

そして盛夏。
紀伊の熊野三山を詣でて熊野古道の「大雲取越」(別名「死出の山路」)を踏破してきました。

その一、二ヶ月後、紀伊地方は未曾有の台風被害が出て、那智大社など土砂に襲われてしまいました。

土砂崩れによる道の分断、陸の孤島化、土砂ダムの決壊という不安と恐怖。

それでも時間は無関係に、無表情に待ったなしで進んで行き。

秋には長きにわたった出向が終わり、ようやく本社勤務に。
本社に帰ったらまともに休みなんぞあるかわからん、と間隙を突いて勢い伊勢神宮へ。

夜光バスでほぼ日帰りの強行スケジュールでした。

十月以降はもう何が何だか。

忙しいとかの限界を越えていました。

よく、今こうしてここにいるものだと。

しかしこうしてみると、昨年はかなり濃い一年でした。

五年分くらいの、濃さ、です。

そしてこれだけのことがあった昨年のわたしは「強運に恵まれていた」のだろうと。

今年は臥龍転じて昇龍となるべき年かもしれません。

どうか画竜点睛を忘れずにゆきたいと思います。

まずは毎年の目標として、文芸賞受賞。

大きくでときます。

堅実な目標として、百枚程度の作品を二本、書く。

短編を途中で挟むかもしれませんが、二、三作品は、今年書くようにしたいと思います。

本年もどうかお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします


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