白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2005年05月07日(土) 賞、作家、編集者

 
芥川賞受賞作家の某氏(女性)の受賞後第二作について、
先の創作講座で出版の裏話を聞きました。

本来、その第二作は、担当編集者の判断では、
あと半年ほど寝かせて推敲を重ねた上で、
出版するべきレベルの原稿であったと。

けれど半年寝かせると、もう話題は次の芥川賞に
移ってしまう。
そうなると数十万部を売ることは
難しくなる。
そんな事情で、推敲のなされないまま、出版に
踏み切られたのだと。


この話を聞いたとき、でも作家本人の気持ちは
どうだったのだろうと思いました。

作家が納得しての出版であれば、それは
仕方のなかったことだろうと思い。

また、その担当編集者・ひいては会社側が
その作家を結果的に守らなかったということは、
その作家は長い目では期待されていなかったのかも
知れないと思いました。


また、個人的にはそんな裏話を…担当編集者なら
語ってしまってはいけないだろうと思いました。
少なくとも、「出版しても大丈夫」と判断して
出版したという態度を外には、また作家に対しては
貫くべきだろうと…


けれど最終的に自分の作品を守るのは、
作家自身の義務なのだろうと思います。

「これは出版レベルでないので出さないでください」と
言えるよう、誰よりも作家自身が自分の編集者でなければ
ならないのだろうと思います。
 
 


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桂子 [HOMEPAGE]