期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★★
原作があまりに好きなので、なかなか見る気にはなれなかった映画です。夫が見たいと言い出したので、覚悟を決めて見てみました。 結論からいえば、かなり原作に忠実で涙を誘う映画でございました。 もとが短編ということもあって、原作ではしょられている部分も少ない。挿入されているエピソードも原作のイメージに忠実。原作を知っているせいか、ちょっとばかし、間延び感もありましたが、許容範囲でした。 忠実に映画化をするなら、長編よりも短編の方がいいということを実感。
さすが、浅田次郎氏原作です。かなり強引な(笑)お涙ちょうだいものなのですが、いやみじゃない。ここまで人を殺して涙をとるか? と思いながらも泣いてしまうわ(^^;) 作家さんご本人が奇想天外な人生を歩まれてきて、ご苦労も多かったと聞きますが、そういう体験に裏付けされた器の大きさを感じます。違いをまざまざと見せつけられた気分です。
それにしても、高倉健。かっこよすぎじゃ、ありませんか? 配役を聞いた時点で「うーん」だったのですが、やはりかっこよすぎです。あまりに旧国鉄の制服が似合いすぎです。彼が雪の中に立っているだけで、感動をとれるなんてずるい! 出てくる少女役の子たちもあまりにもかわいすぎるのですが、でも、高倉健&大竹しのぶの間の子どもだったら、あのぐらいかわいいだろうなぁ。
この映画では夫と賭をしていました。 「映画の中で、高倉健が走るかどうか」 わたし「走るわけないじゃん。だって、高倉健よ?」←根拠なし 夫「走るって。だって「鉄道屋(ぽっぽや)」だろ?」←こちらも、根拠なし。 賭の結果はいいますと。 ふふん、やっぱり、高倉健は走らないのよ♪
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