期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★☆
いままで北野武監督作品ってよくわかりませんでした。 どこかいいのか、わからない。ただ、ぼそぼそしゃべって、人が死ぬだけじゃない、なんて思っていましたが、今回はよかったです。 正直、このセンスがうらやましい。悔しいぐらいなので、★5つにしてもいいなと思ったところを4つにしました(大人げないやつ ^^;)
この映画は15R指定だということですが、やはり、目玉は殺陣かな。 よく考えれば荒唐無稽(なはず、たぶん)なのですが、とてもリアル。 腕は飛ぶ、指は飛ぶ、一体何人死んだんだ?(殺したんだ??)って感じですが、そんなに残虐な印象はありませんでした。かっこいいというのにははばかるのですが、見応えがあるというか、おおっ、というか(わかります? ^^;) やっぱ、居合いですかね。接近戦ではこれが一番強いという話も聞いたことがありますし。 脇も人たちも無駄がないというか、一見無駄っぽくてもじつはいい出汁が出ているという感じで、そのあたりの呼吸がとてもうまいです。
が。一つだけ気に入らなかったのは。 とにかく、主役が強すぎる。殺陣はどれも一方的。それはそれですごいけれど、もうちょっとやりあってくれたほうが迫力があったと思うのですよね。そういう意味では見応えがなかったです。せめて浅野忠信とはもうちょっと時間をかけて欲しかったなぁ。
噂の(?)タップダンス。 お面を被ってのダンスはよかったです。これだけでももうちょっと見ていたかったぐらい。タップと和太鼓&下駄との相性がこんなにいいなんて。言われてみればたしかにそうなんだけど、言われるまで気がつかない、、、
そうそう、帰りの電車の中で気がつきました。 そういえば、主役のあなた(名は座頭市ですね?)、一体、何者???
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