東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。
12時起床。早々と身支度をして駅へ向かう。免許の更新をしに行くためだ。自宅からだと、距離にしたら府中が断然近いが、車で行きたくなかったので会社の定期の5駅先にある東陽町の免許試験場に行くことにした。過去、20キロのスピート違反2点とブレーキランプの玉切れに気づかず新宿の大ガード下で巡査に指摘され整備不良として1点減点の過去がある為、30分で終わる優良講習ではなく120分の一般講習へ。
3,950円の印紙を買い、引換書に貼る。写真撮影まではほぼ待つことなく順調に手続きが進行。10分程長蛇の列を待って写真撮影。14時半からの本日最終の一般講習の教室へ。始まると、教室の中は15人しかおらず、しかも全員男性。先ほどの長蛇の列はみな優良講習を受ける人たちだったようだ。見渡すと、どいつもこいつもスピード違反くらいは仕出かしそうな面々。普通のサラリーマン風は居なかった。
お決まりの非常に重苦しいビデオを見せられる。結婚前の男性が主人公で、友人カップルと4人で温泉に行った帰りに、後ろから猛スピードでやってきたスポーツカーに煽られ、カーブで曲がりきれずにガードレールに追突、そのおかげで会社は左遷、婚約破棄、友人を死なせ、亡き父親が建てた一軒家を売り、母親と粗末なアパートへ引越し、判決後交通刑務所へ入れられるという最悪のシナリオ。全くオチなし。非常に暗澹とさせる物語で鬱になる。
その後、講義の教官から追い討ちをかけるようなショッキングな事実を知らされる。平成14年の6月1日に法改正があり、3点程度の軽微な違反なら、ゴールド免許の人と同じく5年更新になるとのこと。という事は、自分の誕生日は6月なので、6月に入ってから更新すれば、5年更新になるってことだろうか。
講習の最後に、自己採点方式の安全運転自己診断をさせられる。それによると、自分は自身過剰運転をしている傾向があるとの事。確かに当たっている。昨日の東名で、真ん中車線の車の量が多く、右車線に入って時速130キロを出していたら彼女に「もう混んでてもいいから真ん中に移って!」と懇願された事を思い出す。16時半きっかりに講習終了。4Fに移動して免許を受け取る。
東陽町から東西線で高田馬場へ。本屋で浅田次郎の小説「活動寫眞の女」と山平重樹の「現代ヤクザ録」という任侠の歴史の小説を買う。浅田次郎のおかげで、暴力団では無い、古きよき時代の任侠に最近興味がある。母方の祖父が博打打ちの端くれだったという噂も聞いている。
高田馬場駅BIGBOX付近は日曜だというのに早大生達の飲み会の待ち合わせ場所と化しており、ある女性は携帯で「一番乗りになりたくなかったからぶらぶら歩いてるんだけどー、みんなどこいるのー?」とか喋っている。確かに飲み会の集合場所に一番乗りしてしまうと、「この人やる気あるみたい」と見られて、それが恥ずかしいのかもしれない。
西武線の各駅で帰り、田無のLIVINで活性炭入り羊皮のインソールを買ってみたりする。
♪Hey Baby / NO DOUBT feat. OUTKAST and KILLERMIKE
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