東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。
なんとかいつもの準急に間に合って電車で山口瞳の新東京百景という文庫本を読む。最近はなにかと土地モノの本やDVDに目が行く。
午前中から社内が騒然としていた。業務監査が入ったのだ。何人かは机の引き出しの中身をそのまま持っていかれた。庶務の女の子は何故か泣いていた。まるで家宅捜査だ。幸いにも自分の机はいじられることはなかった。中身を見られたら個人情報の宝庫で泣くどころでは済まされない状態だ。いくら鍵のかかる場所とは言え、通常はキャビネにまとめて管理する類のものが面倒くさいのでそのまま机に入っている。
そして通常の業務はただでさえ忙しいのにさらに輪をかけて進まなくなった。通常なら絶対に優先順位の低い業務を最優先でやらなくてはいけなくなったりする。
昼食は社食で海老カツ定食。喫茶室で缶コーヒー。世の中カフェブームとは言っても、基本的に缶コーヒーの客層とカフェの客層は異なり、うまく棲み分けが出来ていると週刊ポストに書いてあった。
午後はエンドユーザーへの通知文書の作成とマクロのプログラムに落としてそのままの状態で支社のM女史に送り、出力してもらう。電話で「シフトキーを押しながら、そのまま画面上の右へ行く矢印をクリックして、シート1まで持っていくと全シートが選択状態になりますよ」とか説明する。
夕方以降は22時まで延々とデータ抽出作業。それでも終わらず、強制退社。うちの部の8人で近くの牛丼屋のテーブル席を占領してビールと牛皿大盛で小一時間ほど飲む。みんなで言いたいことを言う。
23時半過ぎに解散してまっすぐ帰る。家に着いてからずうっと我慢していたトイレに駆け込む。
♪Seven Seconds / YOUSSOU N'DOUR
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