東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。

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2003年05月09日(金) ジレンマ

最近は毎朝満員電車で高村薫の「李歐」という小説を読んでいる。出だしはだらだら読んでいたが、中盤以降はようやくドライブがかかってきたように面白くなってきた。主人公は阪大を中退してからアジアマフィアとつるむようになって犯罪に手を貸して自首し、4年の刑期を経て昔世話になった旋盤工場を営む零細企業に勤め始め、とうとうその会社の社長になったところ。

午前中から情報端末でデータを拾う。経営企画本部のT氏と「今日は数字が出るのが遅いですねえ」と社内システムの愚痴を言い合う。T氏は以前合コンにお誘いしたにも関わらず、その3ヵ月後には長い付き合いの彼女さんととうとうゴールインしてしまったという人だ。

昼食は食べたい定食が無かったので已む無くカレー。昔はサラダがついていたが今は値下げした反動でついていない。

午後から企画書の修正と毎月定例のオペレーション作業とエンドユーザーからの要望に対して社内的にどのように対応するか決めるための書類作成。

夕方からシステム部門とテレビ会議。会議開始5分前に社内メールで貰っていた打ち合わせ資料をプリントアウトしよう急いでいるのに、そんな時に限ってプリンターの調子が悪くなる。某先輩が大量にプリントアウトする資料がエラーになっていたのだ。

会議は30分で終了し、オフィスに戻ってデータ抽出。結局22時に退社して中央線でぐったり寝て帰る。武蔵境から歩いて徒歩40分。ほとんど彼女と電話していた。彼女は今の職場方針に納得いかず、異動願いを出したいらしい。ただ異動願いを出して新しい職場に移ったとしても、それはそれですぐに辞めたい時に辞められなくなるというジレンマに陥っていたのだ。

♪COME AWAY WITH ME / NORAH JONES


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