鶴は千年、生活下手

2002年11月05日(火) 集中とリラックス

昨日の談話室「滝沢」で話していたこと。
短歌を作るとき、どうやって作ってるかって。

かわいい美人のYさんは、リラックスしていないと作れない。
わたしは、集中しないと作れない。

Yさんは、ベッドの中で横になりながら作る。
ベッドで横になってリラックスするんだね。

わたしはパソコンに向かって作る。
パソコンに向かうと、長年の職業的条件反射で集中するから。
反対に本を読むときは、集中しないんだよね。
すごくリラックスして読んでいる。
まあ、読む本が現実ばなれしていて、気合を入れなくてもいい
からかもしれないけど。
わたしの好きな本を読むときは、リラックスして頭の中に本の
内容を映像化する。頭の中で登場人物が動いている。

だけど、歌集を読もうとするとすごく集中しないと読めない。
なんでだろう。
だから、本を読む=リラックスのわたしは歌集を読むのが大変。
かといって、パソコンで歌集を読むのはそれも辛い。
ジレンマだねぇ。

銀行のシステム開発部門にいた頃、パソコンじゃあなくて端末
だった。
大型コンピュータの端末が、並んでいる場所があって、そこで
プログラムソースを修正したり、ジョブを動かしたりする。
だから、そこは集中する場所ではなかったはず。
集中するのは、席に座ってプログラムを考えているとき。
少なくとも日常の仕事ではね。

だけど、一旦トラブルが起きると、端末の前は集中の場になる。
プログラムのミスを探すのは、そのものを見るよりも、実行の
結果を見た方が早い場合が多い。
そこで、ミスした部分を見つけて、どう修正するかを決めて、
さらに中断したジョブをどうやって回復し再実行するか考える。
それは、短時間に行われなければならない。
今ではどうなのかしらないが、わたしが銀行員だった頃には、
夜間にまとめてデータを処理するジョブがいくつも実行されて
その数が年々増えていた。
だから、一つのジョブがつまづくと朝までにすべてのジョブが
終らないから、トラブルの対応時間にも制限が有った。

わたしは、端末の前で集中していた。
周りから見ると、「近づくな」オーラが出ていたらしい。
そのくせに、目はきらきらしてたって。(^^;

転職してからは、パソコンになったから、パソコンの前で集中
するという習性はますます顕著になったらしい。

日記を書くのも当然、パソコンに向かう。
条件反射的に集中している。(はず)
だから、文章を考えて書いていく内に、心の中で出来上がった
イメージが固まっていく。そして、歌が出来る。

きっと、わたしには、こういう作り方しかできないのだろう。
というより、そうやって作らないとぜんぜんだめで、月に2首
とかしか作れないと思う。
事実、何も文章を書いていないときは月に2首くらいしか作れ
なかったもんね。
このまま続けて行けたら、1年で365首できるね。(^o^)

 集中はしてます電話を取りながら話しながらモニターの前(市屋千鶴)


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