鶴は千年、生活下手

2003年01月10日(金) 救急なの?

いやあ、まいった。

昨夜は夜中の1時過ぎに帰るコールがあって、夫が実際に帰っ
てきたのは、1時40分だった。
それからご飯を食べさせて寝ようとしたのだが、あろうことか
夫は「お尻が痛い」と言って眠れずにいる。
おまけに、じっとしていても痛いし、うんうんと唸るばかり。

昨夜帰って来てからわたしと相談し、今日にはちゃんと医者に
行く予定でいたのだが、もう痛くて我慢ができなかったらしい。

「救急車を呼んでくれ〜!」と唸る夫。
「お尻が痛いって、救急なの?」と問い返す妻。
「だって、どうやって夜中にお尻を見てくれる医者を探すんだよ。」
「確かにそううかも知れんね。電話してみるか。」

そうしてわたしは、119番に電話したのだった。
「あのぉ、お尻が痛くて眠れないらしいのですが、そんなこと
 でも来てもらえるんでしょうか?」
ああ、なんて間抜けな問いかけなんだろう。(T_T)

「大丈夫ですよ、すぐに伺いますからね。」
「夜中なので、サイレンは鳴らさないでお願いできますか?」
「じゃあ、近くまで出て誘導してくだされば、そこから鳴らさ
 ずに行きますから。」
「お願いします。」

わたしは痛がりながら転がったままの夫を置き去りにして、表
に出て救急車を待った。時間は3時半。
近くに消防署の分署があるので、そこから救急車がすぐ来た。
走ってアパートの入り口まで誘導したわたし。
部屋に入って、夫を起きあがらせ、「歩行可能です。」という
救急隊員さんの声を聞きながら戸締まりをして、一緒に救急車
に乗り込んだ。
夫は、体をくの字にして痛がったままだ。

何軒かの病院に電話をして、受入先を探す救急隊の方。
3軒目で受け入れ可能な病院にあたり、15分くらい走ったと
ころで病院に着いた。

処置室で、痛み止めの座薬と軟膏を付けられて、30分くらい
経ったころ、わたしが処置室に呼ばれた。
「痛み止めが効いている内に帰って一度眠って、朝になったら
 専門の医者に見てもらってくださいね。」
看護婦さんにそう説明を受けた。
病院から、タクシーで帰宅。午前5時だった。

8時過ぎに起きて、夫に身支度をさせて、専門の病院に送り出
し、わたしは出勤した。

11時前、夫からメール。
「診察終り。裂け痔でした。薬もらいました。」
すっかり、肩の力が抜けて笑いがこぼれた。(^o^)

コンピュータSEの、職業病なのか?「痔」

良かった、普通の「痔」で。(爆)
出血もしていないし、救急処置してくれたところでは、触診し
ても特に何も触れないので、専門医に詳しく診てもらうように
言われていたから、少しだけ心配していたのだった。
ああ、日記に書かれちゃうなぁと言う夫に、病名がはっきりし
たら書くかもねと言っていたので、書いている。(笑)

それにしても、あの痛がり様は何だったのだろうか。
昨日の昼、あまりに痛いので「ボラ○ノール」を買って、それ
を使ったらしいが、それからずっと痛いらしかった。
もしかして、「ボラギ○ール」がしみてたなんてこと、ある?

今日は短歌は出来そうにない。
ああ、歌会の締め切り日なのになぁ。(T_T)

とにかく、ほっとしたわたし。


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市屋千鶴 [MAIL]