鶴は千年、生活下手

2003年01月12日(日) 楽しそうな子供たち

新年会は、久しぶりの全員参加で、実に楽しかった。
離婚した従弟の子供たちは、なぜかとても楽しそうに見えた。
昨年までは、新年会にいても下を向きがちだった。
ジュースをお代わりするのも、気のせいか親の顔色をうかがう
ようなところがあった。
だけど、今年は何かが弾け飛んだように楽しそうに子供同士で
遊んでいた。

帰り道、夫と従妹とその話をした。
楽しそうで良かったって。涙が出そうだった。
自分はどうだったのかと考えた。
わたしも、父が一緒のときは父の顔色をうかがう子供だった。
父を怒らせてはいけないと思っていた。
父を怒らせると、母が酷い目にあうのではないかと思っていた。
だから、母の実家にわたしと姉だけで行っているときが一番楽
しかったのだろうと思う。

母の実家でも、伯父はお酒を飲むと荒っぽくなってしまう人だ
ったから、伯母が機嫌を損ねるようなことをついやってしまう
と物が飛ぶという状態だった。
だから、いとこ達もその伯父の機嫌を取るのがうまかった。

あの子達も、そうだったのだろうか。
どちらが悪いというのではないが、父親と母親がどちらも機嫌
の悪そうな顔をしていたら、またケンカしてしまうのではない
かと思って、両親の顔色をうかがっていたのではないのか。
機嫌を取っていたのではないか。
まだまだ中学生なんだから、子供らしく遊べばいいのだ。
子供同士でいるときくらいね。

新年会に来てくれてありがとう。
これからも、わたし達に笑顔を見せてちょうだいね。
そして、別に暮らすようになってしまったお母さんも大事にし
てね。

 満面の笑みを見ている大人達笑う門には来るという福(市屋千鶴)

今日はぷらむ短歌会の日。


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市屋千鶴 [MAIL]