鶴は千年、生活下手

2003年01月13日(月) ぷらむ

昨日はぷらむ短歌会の日。
相変わらず2時間かけて通っております。(^o^)

今月のお題は「未」。
 子を連れて婚家を出でし母親の歳を越えたる我が身の未熟
                             (市屋千鶴)
最後に「我が身の未熟」と言ってしまわずに、別の表現でとい
う指摘をいただく。
自分でもそこに何を持ってこようかと考えたのだけど、お題の
「未」のつく熟語で「未熟」しか浮かばなかった。(^^;
お題にこだわらずに作ったほうが良かったかもしれない。

 湯気だけが隠してくれるうっすらと朱に染まりゆく我の欲望
                             (市屋千鶴)
某所の毎日1お題のコーナーで作って歌だった。
その時は「湯気」で作ったんだった。
面白いといっていただけて、うれしかった。

 カサカサのくちびる噛んで自転車をこぐこぐぐんぐん北風に勝つ
                             (市屋千鶴)
みなさんから、一番わたしらしいといっていただいた歌。
元気が出るって。(^_^)
ただ、最初の「カサカサ」と後半の「こぐこぐぐんぐん」とが
両方とも1首の中に有るとちょっとうるさい感じということで、
最初の「カサカサ」を「かさついた」に変えることにした。

 かさついたくちびる噛んで自転車をこぐこぐぐんぐん北風に勝つ
                             (市屋千鶴)
こんな感じ。
自分では2首目の「湯気だけが〜」の歌が結構好き。
3つの中で、1首目だけがまるっきりの新作だった。
3首とも別の雰囲気をもつ歌をと思っていたので、旧作からの
引用の2首とは別の雰囲気を作ろうとした結果だ。
それも、「未」を使おうとして無理をしたようなとこがあった
のでそこを指摘された格好になった。
無理はいかんよ、無理は。(笑)

「未」といえば、ひつじでもあるのに、どうしてもひつじの歌
ができなかった。
父は未年。今年の5月で72歳になる。


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市屋千鶴 [MAIL]