鶴は千年、生活下手

2003年02月14日(金) やっぱりチョコネタ

どうしたって外せないだろう、チョコネタ。

中学3年生で転校した先で、好きななった男子生徒がいた。
その人には彼女がいて、ぜんぜん告白しようなんてことさえも、
考えていなかったし、バレンタインにチョコをあげるなんてこと
もまるで考えていなかった。

同じ高校に進んでも、相変わらず彼のことが好きだったわたしは
それでもなかなか素直に告白できないでいたなぁ。
それで、彼の誕生日がバレンタインデーのちょうど1週間前なの
を口実として、いつも1週遅れの誕生日プレゼントだと称して、
チョコをあげていたのだった。

高校時代の彼は、他の女子高の女の子に片思いしてたんだよね。
チョコを差し出すと少しだけ困ったような顔をする彼を毎年見て
いて、まったく相変わらずだなぁと思いながら1週間遅れの誕生
日プレゼントだよと言って、彼の逃げ道を作ってあげていた。

 何年も七日遅れが続いても気づかない振り 君はずるいよ
                       (市屋千鶴 1999.02作)
 告白の思い出はみな雪色でチョコも涙も隠してくれた(市屋千鶴)
                       (市屋千鶴 1999.02作)

このとき、「告白の思い出」という一連の歌を作ったが、今でも
好きなのは下の方の歌。
雪の中のバレンタインは、なかなかのものだ。
頬を伝う涙も、雪が溶けたものだと言い張ることができる。(笑)

上京してから、義理チョコなんてのを配るようになった。
社会人になる前、専門学校生のころからだろうか。
いつも、ちゃんと告白なんてできなかったから、義理チョコ中に
本命チョコを混ぜて配ると言う、極めて分かりにくい告白だった。

やっぱ、本命チョコは、机の引き出しにそっと忍ばせておくか、
直接渡すかだと思うねぇ。
分かりにくい本命チョコの渡し方をしておいて、気付いてくれな
いなんて落ち込むのは、ばからしいもんね。(経験者は語る。)

いや、まったく、女は度胸だよ。

ちなみに、今年の夫へのチョコは、東京ディズニーシーで買った
チョコと、ネットで購入したチョコケーキだった。
もちろん、今日を待たずして互いのおなかの中に納まっている。

 チョコよりも鰈の煮付けが食べたいとバレンタインの献立決まる
                           (市屋千鶴)

ちなみに、上の歌たちを作った3年前は、キンピラゴボウだった。


 < 過去  INDEX  未来 >


市屋千鶴 [MAIL]