鶴は千年、生活下手

2003年04月16日(水) 九十九里浜

会いたい人に会いに行く気持ち。
よそ行きにしたいような、普段着のままの自分を見てほしいよう
な微妙な気持ち。結局は、普段着になるのだが。

自分が会社に行かない朝は、なんだか朝食への手の掛け方も違っ
て来るようで。
早めの昼食を食べてから、クリーニング屋さんに寄って駅へ。
ここから、2回乗り換えて、1時間40分の電車の旅。
乗り慣れない路線では、本など読まずに車窓を眺める。

成田まで35分。10分待って乗り換える。
そこから15分ほどして、また乗り換えて目的地まで。

駅を出ると、母娘が出迎えてくれた。
「こんにちは。」と挨拶して、照れる少女に容赦なく話しかける。
一旦、お宅にお邪魔しておいしいケーキをいただく。
わんちゃんに、抱きつかれる。
「あの子は女性と見ると抱きつくのよ。」という彼女に、
「いいじゃないですか、分かりやすくて。
 男だって、それくらい分かりやすい方が扱いやすいもの。」と
答えるわたし。

九十九里浜を見に連れて行ってもらった。
見渡す限り続く砂浜と海。打ち寄せる波。
山育ちのわたしには、圧倒されるような感覚だ。
やっぱり海って、なんだか特別だ。

もう一度、お宅にお邪魔して、少女と遊ぶ。
少女の元気さ、かわいさ。
姪っ子や甥っ子の小さかった頃を思い出して、一緒に遊ぶ。
くすぐったがりやさん。
お土産にと、後ろポケットにチョコを一つずつ入れてくれた。
帰りの電車ぎりぎりまで、お邪魔してしまったわたし。

いったい、何の話をしに行ったのだったかわからなくなってしま
うほどに、古い友人宅にいるように遊んでしまった。
43なのに同レベル。(笑)

たまに来て遊んでくれる大人は、もしかして質の悪い男と同じで、
去った後の寂しさだけど残してしまうのではないか。
たくさん抱っこしてじゃれて、子供の匂いをまといながら帰路に
ついた。
今日の海と、はしゃいだことで、風邪をぶり返さなければいいの
だがと思いながら帰宅したら、早速、メールをいただいていて、
どうやら熱は出さずに済みそうだという文面に安堵する。

 わかりやすい犬も男もあたしには多分今なら似合う気がする
                          (市屋千鶴)


 < 過去  INDEX  未来 >


市屋千鶴 [MAIL]