鶴は千年、生活下手

2003年04月18日(金) 従妹の家に

今日は、調布に住む従妹のマンションに行く。
携帯のメールで従妹と相談する。
「お昼頃に行くよ。」
「お泊りする?」
「先週もお泊りしたし、遅くなっても帰るよ。」
「えーっ!泊らないの?甘くて美味しいワインも買ってあるのに。」

ここで夫と相談する。
もうだいぶ前、相模原に住んでいた頃のこと。
従妹がマンションを購入して引っ越した日に、わたし達は手伝い
に行ったのだが、その晩一人で泊るのが寂しいからと、わたしに
泊って行ってくれとせがまれたことが有った。
下着の替えも持ってきてないしさ、と言うわたしに、コンビニで
も売ってるよ、と言い返されて、結局泊ることになったのだった。
夫は、なんだかんだ言って結局泊ることになるんだろうと言う。

「結局泊ることになるんだから、泊るつもりで行くようにって。
 お泊りします。」
「やったーっ! 待ってるわ。」

こうして、わたしは今週末も外泊することに。
この従妹とは、社会人になってから一緒に4年ほど暮らした。
母の実家の末娘で、小さい頃から一緒に遊び、一緒に寝た。
家族に言えないことも、お互いに知っている間柄。
お互いの姉同士が難病を患うという境遇に、二人そろって、なぜ
姉達ばかりが辛い目に遭うのかと嘆きあった。
14歳で生家を捨てたわたしと、30代の終わりに生家を失った
従妹。
30歳目前に母を亡くしたわたしと、30歳を過ぎてから母親、
父親、祖母と相次いで亡くした従妹。
わたしが今の従妹の年齢には、夫と言う存在を得ることができた
が、従妹はなかなか身を固めない。
マンションも自分で購入し、今は同じ会社の女の子に1部屋貸し
ている。

あんまり似てもいないし、パッと見て従妹だと分かることはない。
しかし、お互いに話をしているのを見られると、姉妹のようだと
言われることが多い。それほど口が悪いのさ、二人とも。(笑)
言いたい放題である。

先月、生家を処分するために、叔父叔母たちと品物の整理のため
に山形に帰っていたそうだから、きっと懐かしい話がたくさん。
失ったものは、せめて思い出の中にしっかりと生き返らせてあげ
なくてはね。
生家を出る時、何も思い出になるようなものを持って出なかった
わたしには、思い出の品が多いのは少しだけうらやましい。

 思い出の品はあなたの手に有ってあなたを思うときにきらめく
                          (市屋千鶴)


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