昨日は遠足だった。 行き先は「こどもの国」。 120人を3グループに分けて、東林間駅から電車で行ったのだ が、駅で先生から切符を受け取り、一応子どもたちだけで目的地 まで出かけていった。 帰りは団体切符でまとめて帰ってきたようだが、行きは緊張感を 持たせようということだったようだ。(懇談会で説明が有った。) 「こどもの国」といえば、おいしいソフトクリームがあるので、 子どもたちはソフトクリーム引換券というものを事前に配られて、 それと引き換えにソフトクリームを食べたらしい。 これも懇談会で事前に説明が有った。 風は強いもののなんとか雨は降らずに行ってこられたので、延期 いならなくてほっとした。
  その後、学童に行っていたもぐちゃんだが、迎えに行くと何やら 懸命に紙に書いていた。 最近、ピタゴラスというマグネットのブロックみたいなやつで、 回転寿司屋ごっこをやっていて、今日もやっていたようだった。 紙に書いていたのは、何をいくら食べたかというレシートの明細 みたいなものだった。 真ん中に線が引いてあって、左右に同じ内容が書いてあった。
  書き終わったかと思ったら、みるみる泣き顔になってしまった。 どうしたのかと聞くと、「先生が今日で終わりだから。」と。 その直前に、その先生(指導員さん)から今度異動になるのでと 挨拶をされたばかりだった。 べそをかきながら、書いていたレシートのような紙を線で切って、 片方を指導員さんに渡しにいった。 それから、自分の分の紙の裏にメッセージを書いてほしいとお願 いし、書いてもらって涙目ながらうれしそうだった。
  もぐちゃんが泣いていたので、まわりの子どもたちや他の指導員 さんが心配して寄って来た。 事情を説明すると、みんなが慰めてくれた。 異動する指導員さんも、機会があったら遊びにくるからねと言わ ざるを得ない状況に。
  薬のおかげで、かんしゃくを起こさなくなったが、悲しくなるこ とはいろいろあるのだろう。 火曜日には、6時間目に楽しみにしていた支援級の授業が、急遽 3年生全体でやる発表の練習が入ってしまったことで、受けられ なくなったのが悔しくて悲しくて、学童の建物に入らずブランコ に乗っていたところを、指導員さんにちょうど見つけてもらい、 話を聞いてもらって気持ちを切り替えることができたようだ。
  出会いとか別れとかって誰にでもあることだが、いろいろと捨て られないもぐちゃんは、別れることも苦手なのである。 泣けちゃうのである。
  引っ越す前のアパートの他の世帯もみんな越していったらしい。 もし、そのアパートが取り壊されるのを見てしまったら、きっと もぐちゃんは号泣するのだろう。 
 
 
 |