先週の金曜日、支援級の担当から救いを求める電話が入った。 給食の時間の前くらいから、突然床に寝転がって苦しんでいるよ うなのですがどうしましょうと、困り感全開でヘルプ要請。 急いで教室に駆けつけてみると、給食を机に置いたままで、椅子 に座れないと訴え中であった。 足が折れていると勝手に思い込んで、動けなくなっていた模様だ。 発達障害の特徴的な特性というわけではないが、痛みに対する感 覚もわたしたちとは違うことがあるらしい。 咳をしたときに足首をしたたかに打ち付けて、足が折れたかと思 うほど痛かったのだと言った。 でも、触れるってことは折れてないんだよと言い聞かせ、給食を 食べさせながら気持ちを聞いてみると、唐突に「たわしって指を さして言われた。」と呟いた。 誰に言われたかというと、いつもの男の子である。 言った方も坊主頭なので「たわし頭」同士なのだが、「○○くん も同じじゃん。」とは言い返せないもぐちゃんは、すこぶる馬鹿 にされたと感じたようだった。
そうかそうか、気持ちに余裕がなくなっていたかと、5時間目の 個別学習は受けて、6時間目の交流の体育は早退してしまおうと 相談し、5時間目の終わりに迎えに行った。 体育の授業に向かう担任に遭遇し、「どうやらエネルギー切れの ようで、すみません。」と誤ったり、他の児童たちに挨拶されな がら、もうすぐ来ると思うよなどと気を使ってもらったり。 たぶん、心のガス欠なのであろう。 そんなときは、せめて母くらいべらぼうに優しくてもかまわない よね。
そういえば、2、3歳の頃から、出かけると帰りには疲れてしま ってぐずぐず言い始め、父に怒られながら泣いて帰ることが多か った。
無理せずにがんばれって、むずかしいことなんだな。 今週は、最後までエネルギー切れせずにいけるかな。
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