先週末、相模原市南区の支援級の児童たちの合同学芸会があった。 今年は、息子は縄跳びでダブルダッチを披露していた。 「よく縄の中に入れるね。」とダブルダッチをやるんだと初めて 聞いた日にわたしが言ったら、息子は「そんなに難しくないよ。 片方の縄を見て入ればいいんだよ。」とこともなげに答えた。 なるほどと感心しながらも、理屈から入るとできるのかとも思う。
3年に一度のグリーンホールでの発表会である。 1年生のときにもぐちゃんは経験しているが、1年から3年生の 子たちは初めてのグリーンホールである。 いつもより広いステージでの発表は少し緊張するのかなと思って 見ていたが、みんなしっかり発表できていた。 最初にみんなはローラーブレードでステージ上に登場し、それぞ れのグループでの発表となる。 4年生のスケート教室では、スケートの刃が怖いと言って見学に なってしまったもぐちゃんだが、ローラーブレードなら滑ること ができるのである。 少し前屈みの感じが、なんともかわいらしかった。
他の学校の発表のときに、使用するCDがうまく読み込めないと いうアクシデントがあったが、おそらく最年長であろう女の子の 「もう少しお待ちください。」という機転の利いたアドリブでス テージの上も客席も心配顔から笑顔になった。 その日一番のステージだったかもしれないと思い返す。
支援級の子ども達の発表は、いつも一生懸命で、何か技やポーズ が決まったときには、必ず会場全体から拍手が起きる。 普段の子ども達を見守っている人たちが、会場にはたくさん見に 来ていて、それぞれに感激しながら拍手を送っている。 子ども達のがんばりを思うとともに、練習のときの先生方の苦労 もしのばれる発表会なのだった。
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