鶴は千年、生活下手

2014年03月31日(月) 春休みの風景

金曜日に、近所の同い年の友達が遊びに来て、いま一緒にゲーム
をして遊んでいた。
その友達は自分の家ではゲーム機も無いし、なかなかゲームが出
来ないので、ゲームしたいときは我が家に来るようだ。
同じ電車好きの仲間ではあるが、最近は他の電車好きのみんなと
自転車で電車を見られるところまで行ったりしているらしく、ま
だ自転車を持っていないもぐちゃんは、それには同行しない。
もぐちゃんは、もっぱらパソコンでマイクラしたり、マイクラの
実況動画を見たりしている。
久しぶりのテレビゲームだった。

今日、買い物に行くと、帰りにいつも遊んでくれていた卒業生の
男の子が歩いているのを見かけた。
わたしを認識した彼は、ちょこっとお辞儀をして歩き続けていた。
わたしは自転車に乗りながら、同じようにちょこっと頭を下げた。

春休みはのどかだ。
次の学年の準備の期間でもあるが、なんだかほんわかしている。
我が家のインドア派の小学生も、ほんわかしたまま室内遊びだ。
画面を見すぎて頭が痛くなったりすることを経験しつつ、きちん
と休憩時間を取ることを覚えていく。
言葉でいうより、実際に体験してみればわかりやすいから、一度
や二度くらいは、気持ち悪くなるまで放っておいたりして、寝な
いと治らないものなのだと分からせていく。

グループワーク(グループ療育)の時間に、好きなこと楽しいこ
とを10個あげて発表するという作業をしたそうだ。
もぐちゃんは電車関係が2個で、あとの8個はゲームのことばか
りになってしまった。
他のメンバーからゲームばかりだねという指摘もあったが、臨床
心理士は、普段の生活の不安が高いので、ゲーム以外に安心して
遊べるものは少ないのかもしれなく、不安になったときに気持ち
を切り替える手段としては悪くなさそうだとコメントしたようだ。
マイペースで好きなように遊べるマイクラはいいのかもしれない。

テレビゲームの場合、いつも遊んでいる年上の男子と遊ぶときと、
同じ年のそれほどうまくない友達と遊ぶときには、当然遊び方は
違ってくるのだが、夢中になったときについつい相棒のことを考
えずにプレイしてしまいがちだ。
自分よりうまい年上の相棒であれば、合図も簡単で指示もすぐに
伝わるから、自分のできる100%を出して遊んでいるようだ。
だが、自分よりうまくない相棒と遊ぶことで、相手のことを思い
やるということが行動として出来るようになることもあるのだ。
ゲームだって、悪いことばかりではないのだ。
と、ゲーマーでもある母は思うのだった。
まあ、視力が落ちるのは困るんだが、もともとあまり視力は良く
ないし、見えすぎると見たくないもの(視覚的に嫌悪するもの)
がよく見えてしまってそれも辛そうだ。

春休み、学校の桜で花見の代わりだ。
いや、窓からは、保育園の桜が真っ先に見える。
居ながらにして花見になる。


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市屋千鶴 [MAIL]