新学期になって、担当の先生が大きく変わった。 支援級の人数が増えたので、先生は増員となり4人になったが、 その中で昨年からの先生は1人だけで、それも昨年度の新卒採用 の先生だ。 新しく支援級の担当になった先生のうち、1人は前からこの学校 にいる先生だが、あとは新卒採用の先生と異動して来た先生だ。 そんな中で、支援級では1年生が4名入学して来て、上の学年で も転入で支援級という子がいる。
子ども達は、がらりと環境が変わったことになかなかついていけ ていない様子で、新2年生の男の子は、懇談会の日に久しぶりに 登校したという話だった。 先生が変わるというのを始めて体験するのだから、嫌だという気 持ちになることもあるのだろう。 4月5月は、通常級の子ども達もなかなか落ち着かないものだが、 支援級の子ども達は、それ以上に落ち着かない。 毎年のことながら、4月は保護者の方々も気が抜けない。
そんななかで、5年生になった息子。 4クラスから3クラスになったことで、とても仲良しクラスだっ た3年のときのクラスメイトが増えたのが嬉しいようだった。 学年が上がるごとに、ある程度は環境にも早く慣れることができ るようになっているのだろうが、昨年度のように前年度よりも困 難なこともある。 やはりクラスの雰囲気というのは大事なものだと痛感する。
5年生の懇談会と支援級の懇談会と、先生方が新しくなったこと によって増えた個別面談と、1週間の間に3回も学校に行く日が あると、忙し感が増すのである。
さらに、先々週は懇談会の次の日に療育もあったし、先週はやは り懇談会の次の日にクリニックと歯医者さんも行った。 新学期になってからの2週間、透析日にも学校に行ったり、透析 の無い日にも学校関係や息子の用事で出かけたりと、用事のない 日はなかった。 今週も体育の授業参観が今日あった。 そんなこんなで4月は忙しい。
とはいえ、毎日仕事に行っているママさんたちに比べれば、それ ほどではないのかもしれない。 ただ、どの人もその人なりの忙しさを抱えているのだと、少しだ け立ち止まることの出来たときに、気づくことが出来るかどうか は、忙しさとは別の心の余裕の違いなのかもしれない。
母も忙しいと思っているが、忙しい母にあれこれいわれる息子も また忙しいと感じさせられているのかもしれない。
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