鶴は千年、生活下手

2014年10月08日(水) 反応

前回の日記で思い出した台風は、22号と23号がごっちゃにな
っていたようだ。
静岡県に上陸したのは22号で、旅行の直前に通過したほうは、
23号だったようだ。
不確かな記憶。

さかのぼって、2004年の10月の日記を読んでいたら、自分
の短気さについて落ち込んでいるものがあった。
あまりの自分の短気さに、息子に対して申し訳ないと思っていた
ようだが、それは10年経ってもそれほど変わりはない。
短気な性分はなかなか変えられないものだし、息子の年齢が変わ
れば、短気さが現れるポイントも変わる。

10年前は、おそらく自分のやりたい子育てが出来ていないこと
への苛立ちだったのだろうと思う。
だから、余裕のある夫の態度がよけいに癇に障ったのだと思う。
今現在の短気ポイントは、息子の反応そのものである。

普通に返事すればいいところで、ふえ〜んという感じの声を出す。
何か困ったことがあるようにも見えるし、何か我慢しているよう
にも見える。
それで、母はどうしたのと訊ねると、息子は「なんでもないよー。」
とまた困ったような声を出す。

ピンチな声というのは、母親にとっては血圧が上がる反応がでる
ほど神経にさわる声なのである。
もちろん、本当にピンチなときにすぐに対応できるように、母性
はセットされているのだろうと思う。
だが、何でもなさそうなのに声だけピンチというのは、イラっと
するものなのだ。

今朝もそうして、ピンチな声で反応しながら学校に行った。
どうやら、寝起きに、目玉焼きご飯と目玉焼きパンとどっちがい
いかと聞かれたような気がして悩んでいたら、勝手に目玉焼きご
飯になっていて、それが納得いっていなかったようだ。
学校の門の前でやっと判明したので、どっちがいいかは聞いてい
ないし、目玉焼きご飯って夕べから決めていたよねと告げた。
夕べから決めていたのに、どっちがいいか聞かれたと思ったのも
困りポイントだったようだ。

困りポイントはいろいろあって、でもそれがはっきりするのは、
時間が経ってからということになり、困っている最中に母からは
質問されてうまく答えられないという状況であるらしい。

こうやって、冷静に考えれば、短気さはでないようなものだが、
それがその時点でできないところに、短気さの原因があるのだと
思う。

 困ってることを知らせる信号を解析できずさらに困らす(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]