2015年06月12日(金) |
今日の印象に残ったひと言 |
本日、印象に残ったひと言は、これだった。
「社会(世の中)を好きになれないと、働こうとは思えません。」
働くということの本質だろうと思った。 最終的には、自分自身に給料(報酬)という形で帰っては来るが、 そこには、誰かの役に立っているという気持ちがないと仕事は続 けることができないというのだ。
療育に通っている団体で、お母さん向けに開いた勉強会でのこと。 ストレスマネジメントについての話だったが、周囲の関わり方が ストレスになる場合に、そのストレスを軽減する為に、周りの声 を無視し嫌われてもいいと思うことは、絶対にさけなくてはなら ないというわけだ。 嫌われてもいいと思うのではなく、受け入れてもらえる組織を探 す(環境を変える)という手段をとるということ。 受け入れてもらえれば、その問題になっている行動も改善しよう と思うことが出来るようになるが、受け入れてもらえないままだ と、周囲との関わりがストレスになったままなので、その問題行 動は改善することはない。 ストレスと問題行動の悪循環に陥る。 周りの人に嫌われてもいいと思うと、自分も周りの人が嫌いにな り、社会が嫌いになる。 すると、人の為に、社会の為に働くということが出来なくなると。
そうなのかと思った。 わたし自身も若い頃は、働くのは給料の為だと思って仕事をして いたが、その根底には誰かの為になっているという潜在意識が働 いていたのかもしれないなと思った。
人は誰かの役に立ちたいという本能を持っているのだろう。 ありがとうと言われた時の喜びは、誰だって経験があるはず。
周囲との関わりにストレスを感じている子どもには、せめて家族 だけは全てを受け入れてくれる存在でいてほしいということも。 今のままのあなたが大好きよと抱きしめてくれる存在が必要なの だなと実感した話だった。
次回は発達障害とストレスマネジメントの話とのこと。
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