全てを受け入れてくれる存在が大事と書いたばかりなのに。
家にいる時は、ほとんど自由に過ごしている息子だが、パソコン の使用時間と就寝時間くらいはしっかり守ってもらいたいと思う。 父親に言われてしばらくは続くのだが、これはわたしにも責任が あるのだろうが、だんだんとなあなあになってしまう。
よくあることではあるのだが、なかなか寝る準備をしてくれなか った月曜の夜。 最初は促すように語りかけ、遊んでいるようにことを進めようと するのだが、ああだこうだと動く気配がない。 待てばいいのはわかっているが、待っていればどんどん就寝時間 が遅くなっていく。 焦りが苛立ちに変わり、怒りになっていく。 わたしが話そうとすると、「あー」とか「わー」とか言い出して 声が届かない。 わたしの声を聞きたくないのかとも思う。 おそらく、怒りに満ちた母親の声は、聞きたくない音の一つなの だろう。 説明したいのに、母の声が届かないようにしてしまう息子に腹を 立てる。 もう、何も言うまいと思う。 「もういいよ、言わないから。」と言うと、それもいやなようで ますます「わー」が大きくなる。
どの時点の対応が悪かったのかと思い返すが、思い当たることが ないように思える。 ついつい、母は間違ったことは言っていないだろうと言ってしま う。 間違っているとか間違っていないとかは、その状況での息子には 関係ないことなのに。
母のいけないところ。 正論だから言うことを聞きなさいと説得しようとしてしまうこと。 たぶん、息子が求めているのは、説得されることではなく、納得 することなのだ。 理屈ではない、気持ちの問題なのだと思う。
翌朝、夫は、父からの指示として、直接、3つほどの指示をした。 そして、夜。 父は君の睡眠時間を確保したいと思っているんだよと伝える。 そして、母の睡眠時間もきちんと確保してあげたいと思ってくれ ているのだよと伝えた。 だって、母は父に愛されているからねと。 妙に素直にそこのところは納得した息子。 母が父に愛されていることは、日頃から感じ取っていた模様。
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