「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2011年12月30日(金) 「明日へ」 東日本大震災 報道写真展 小田急百貨店

音楽には破壊する力はない、
しかし再生する力はある・・・松下耕

万能川柳
☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆外見で判断できないねと言われ 神奈川 荒川淳
男は見かけが10割でしゅが

不祥事がなけりゃ改革できぬのか 幸手 百爺
事故死ありようやくできる信号機

ふるさとが他人ぽくなる新市名 川越 麦そよぐ
岩舟も大平も消え新栃木

お見舞いへ陛下ご無理をされたかも 八王子 赤坂若楓
御退位召されて上皇に

どの国に送るか迷う義援金 東京 イヂロー
日赤通せば行方不明?

野田さんが大化けするの期待する 川崎 さくらの妻
ドジョウが進化し毒ウツボ

畑もやり床屋もしてる過疎の村 鎌ケ谷 ありの実
そしていずれは限界集落

英会話できて仕事は今少し 津山 大西雅風
英会話できないよりはまだましか

ご近所も病院で会う付き合いに 新発田 白うさぎ
近くに病院あればこそでしゅ

もし声が出たら買わない体重計 北九州 小田八千代
増減までも声に出したら

こちょこちょで父ちゃん起こすおばあちゃん 津 ちょちょ
子の寝床、入って起こす奥の手でしゅ

毎日新聞 2011年12月30日 東京朝刊



前日の12月29日
松下耕先生と指揮者ファハラディン・ケリモフの間で
30日のゲネプロなしと合意ができていたので
ゆっくり上京。

車中
以前から読み続けていた

田辺聖子著
岡田嘉夫絵
絵草紙源氏物語
発売日:1983年 12月 22日
定価(税込): 700円
ISBN 978-4-04-131414-2-C0193
発行元:角川書店

読了。

光源氏の誕生から死までを一冊に。
きれいな古本で105円は安いでしゅ。

瀬戸内寂聴師なら
源氏のレイプと
女君の出家で捉えるところ
田辺氏は情緒纏綿(じょうちょてんめん)に
つづっていましゅ。

岡田嘉夫氏の絵は独特で
顔がなければ
ものすごく官能的でしゅ。


新宿でかなり時間があったので


新春 次代に飛翔する作家たち
会場:小田急百貨店新宿店本館10階 美術画廊・アートサロン
会期:2011年12月28日(水)〜2012年1月10日

カミさんそっくりの不動明王像があったので
欲しくなりましたが
735000円なので断念でしゅ。


さらに12階へあがり

「明日へ」 東日本大震災 報道写真展
会場:小田急百貨店新宿店本館12階=マンハッタンヒルズ
会期:2011年12月21日(水)〜2012年1月10日(火)
主催:朝日新聞社・小田急百貨店

ヤラセではないかと話題になった
被災地でトランペットを吹く少女など
感動的な写真の数々。

津波の惨状など
涙なしには観られません。

それをあのお方はよりによって
「天罰」でしゅと・・・

彼を選んだ東京土民も
まさか同じ考えでは???



12時50分
初台着。

昨日同様出席を取られ
通行証を受け取り楽屋へ。

昼食は
前3公演と同様
2007年10月使用期限切れの
エンシュアHと
2009年賞味期限切れの
缶入りコーヒー。

赤貧洗うがごとき大貧民でしゅので
質実剛健?質素倹約に
励んでいましゅ。

13時10分
リハーサル室に集合。

並びの確認。

テナーは
ステージ3列
オルガンギャラリー2列の5列。

Nandatte Cantabileは
今回ステージ最後列3列目
中央でしゅ。

出入りの稽古ののち
入念な体操と発声練習。
解散、待機。


楽器等運搬と合唱団員運搬用の
66人乗り4600kgのエレベーターの
ホワイトボードに
「最高の第九を!」と
落書きしといたら
ちょっぴり話題に。。。

最高とはもちろん
史上最高でも世界最高でもないでしゅが
今季関東最高くらいの心意気でしゅ。

少なくとも
S席8000円の
在京オケ+いやいや大学合唱団の第九より
はるかに上を行くつもりでしゅ。

「第九」 レニングラード国立歌劇場管弦楽団
会場:東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル
開演:14時
演奏:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
   東京ニューシティ管弦楽団
指揮:ファハラディン・ケリモフ
合唱指揮:松下 耕
合唱:The Metropolitan Chorus of Tokyo

演奏は昨夜と同様でしゅが
客席は97%くらいの入りでしょうか。

去年か一昨年の千秋楽(12月30日)
オケも合唱も燃えに燃え
タケミツメモリアルホールが
爆発しそうな演奏会を
髣髴させましゅ。

終演後
リハーサル室に引き上げ
打ち上げの案内など事務連絡など。

松下耕先生と蟹江先生が
なかなか戻ってきません。

指揮者と意気統合し
指揮者控室で
Seid umschlungen!
してるようでしゅ。

ようやく合唱指導陣が戻り
松下耕先生のお話。

アゼルバイジャン生まれで
サンクト・ペテルブルクで学び
トルコで活躍する
ケリモフが松下耕先生の作品を気に入り
トルコに持ち帰って演奏するそうでしゅ。

そして冒頭の
「音楽には破壊する力はない、
しかし再生する力はある・・・」松下耕

昨夜、公演後帰省した学生さんもいて
昨日より少人数でしゅが
いい第九仕事ができたようでしゅ。

2008年、2009年はあって
去年は無かった
交通費が
一公演当たり2000円支給されました。

金のためにやっているのでは決してありませんが
8000円いただき
ちょっぴりうれしいでしゅ。

打ち上げ
ペッシェドーロ 新宿サザンテラス店(PESCE D’ORO)

松下耕先生、蟹江先生を含む
数十人が参加。

大いに盛り上がりました。

一般参加者の宣伝タイムもあり
Nandatte Cantabileも打診されましたが
宣伝材料がないので
やわらかく辞退。

それにしても耕友会外から
一般の超一流合唱団団員が参加していることにビッツら。

ワグネルOB合唱団の現役団員?など
舌を巻くほどうまい連中がいるので
Nandatte Cantabileなど
モスキート以下でしゅ。

最遠はNandatte Cantabileかと思いきや
長野県岡谷市から参加した人もいてびっくり。

続いて耕友会構成合唱団の宣伝。

1月から演奏会が目白押しで
すごいでしゅ。

12月17日脱肛じゃなくて
脱稿の
松下耕先生最新作
スタバト・マーテルの
世界初演も1月のようでしゅ。

そう言えば12月17日の練習で
松下耕先生曰く
Stabat Mater→
スタバト・マーテル→
スタバと待ってる→
スタバで待ってる
と聞こえるそうで
「悲しみの聖母がスタバで待ってる」と言う
大作曲家の耳の不思議に唖然でしゅ。。。

もしかして
ベートーヴェンの耳にも
第4楽章855小節プレスティッシモが
埼玉県人神奈川県人茨城県人千葉県人
とっきょー・・・
とーきょお、とーきょお、とーきょお、とーきょお
と聞こえていたのでしょうか?
なはずないでしゅ。


耕友会最高齢集団かもしれない
アンサンブル・ギオーネは今回は
A夫人のみのようでさびしい限りでしゅ。


二次会は
韓国料理
韓豚屋(ハンテジヤ) 新宿サザンテラス店

20人ほどの老若男女が
二次会へ雪崩れこみ。

日本語のメニュー以外
ハングルが踊る店内で
しこたま韓国大衆料理を堪能。

おおいに呑み、しゃべる。

最長でもわずか4年
一年10回ほどの付き合いで
ここまで親しくなれる
開放性にびっくり。

北関東中部の閉鎖性とは
かなり違いましゅ。



新宿からの
湘南新宿ラインは
普通車もグリーン車も満員で
座れず、
山手線半周して
上野から東北本線に乗りこみ
帰宅。

それでも終列車より数本前、
30日の内に帰着できました。


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