本日の感想文。

2002年03月22日(金) 黄沙に吹かれて

朝、ダンナと家を出たら、車がドロだらけだった。
「コウサが降ったのか?」ダンナの一言に
「まさか! 札幌では記憶にないもの。風が強かったから、雨粒に砂が飛んだんだよ」と、それらしくいう私。
ダンナも珍しくなっとく……。

だが待てよ? 雨が降っていれば地面が濡れているわけだから、どんなに風が強くても土埃は立たない。立つくらいなら、車のボンネットも乾いているはずだ。
何よりも……ここまで黄色いドロの世界は、今までなかったことだった。

何年か前に函館で黄沙が雪とともにふり、黄色い雪が積もったらしい。
会社10Fの窓まで黄色い縞模様を書いている。これはどうやら黄沙なのだ。
そういえば、小泉首相が訪れた韓国、田中前外相が訪れた中国、ともに荒れた天気だったらしい。
巻き上げられた塵が日本まで運ばれたという事なのだろう。

車のボンネットをこすってみる。
これははるかな大陸から渡って来た大地の粒子、地球の粉。
星型に落書きして、地球は広くて狭いことを実感する。


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