スズメバチが主人公の小説です。 虫好きというわけでもないのに、ハチに感情移入して、最後は涙ぐみました…。
マリアは、働き蜂です。 自分の子孫を残すこともなく、一生、女王蜂の生んだ子どものために働きます。 彼女の生き様が格好いいです。 (その行動が、「自分で生むより、巣全体の遺伝子を残す方が効率がよいから」という理論にはビックリ)
しかし、オオスズメバチには絶対出会いたくない! 頭の大きさが、ミツバチの全身くらいあり(でか!)。 3万匹のミツバチを、わずか10匹ほどで全滅させる戦闘能力…。 恐ろしすぎる。
ミツバチが、団子になってスズメバチを蒸し殺すメカニズムを解明したのは、日本の学者さんなんですね。へー。 ニホンミツバチは、セイヨウミツバチに蜜を奪われても、何をされてるのか理解できないので、なすがままで、しまいに餓死してしまうという話が恐ろしかった。
今まであまり知らなかった、虫の世界の複雑が分かって、面白かったです。
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