カタルシス
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2002年08月04日(日)  若様侍♪ 

先日レンタルしてきた大川橋蔵主演の『若様侍捕物帖』を観ました。これがまた大ヒットでして、すっかり橋蔵ブームの到来です♪
『幕末の動乱』を観て火が点いちゃいまして、『雪之丞変化』と続いて今回の大ヒットに辿り着いてございます。何年か前 市川雷蔵とセットでマイブームだったことがあるので、私にとっては第2期ブーム。

彼らはほぼ同時期に人気を博していた若手の俳優で、雷蔵は「雷ちゃん」、橋蔵は本名の丹羽富成(にわ・とみなり)から「トミィ」という愛称がついていて、どちらもすこぶるキュートな青年でした。

雷蔵は『眠狂四郎』の当たり役で有名ですが、ニヒル過ぎて私はあまり好きではなくて、濡れ髪シリーズと呼ばれるちょっぴり喜劇混じりで二枚目半くらいの役どころが一番のお気に入りです。橋幸夫と共演している『花の兄弟』は べらぼうにオススメ!後は勝新太郎と一緒にデビューした『花の白虎隊』。ぶちカワイイです。

対する橋蔵の当たり役と言ったらやはり『銭形平次』でしょうね。それでも『新吾十番勝負』などの長期シリーズや『月形半平太』などのシリアスものも 相当の人気だったようです。でも私は『若様侍〜』推し♪ 素性も年齢も全てが謎な若様。内容は『暴れん坊将軍』みたいなもんだけど、どこの誰だかは視聴者にも解らないというすごい設定(笑)それに、松平健よりも線が細くて立ち振る舞いが優雅です。お顔も涼やかだしねv
昔の俳優さんは歌舞伎や日舞のお家に育った方が多いので 本当に姿勢や動きが綺麗です。男性も女性もみんな洗練されていて、うっとりしちゃいます。特に時代劇は様式美ですからね、見てくれも精神も。

さささ、いかがでしょうか。この記載を見て東映・大映の時代劇に興味を持つ方いらっしゃらないかしら!ちょっと香港電影に通づるものがあるんですけどね(苦笑)ナンセンスさ加減とかが。それでも、この時期の映画はツボにはまると癖になる魅力を持っています。パワフルさだけは間違いなく本物です。

同志募集中なのです。


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