カタルシス
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2002年08月25日(日)  時は金なりッ! 

夏休み最後の1日。
あと1日あるのに 何故か出勤です…

金曜に電話をくれた社員さんと10時の約束で職場へ行きました。サッサと終わらせてライブ前にお茶でもしてから行こうと思っていたのです。
職場に着くと冷房を入れます。誰もいないのを良いことに 羽織っていたシャツを脱ぎキャミソール姿でオフィスをウロウロしていました。涼しくなるのが早いか 社員さんが来るのが早いか。

待つこと1時間。
おいこら、何で連絡のひとつもよこさないんだ。
呼び出しておいて待ちぼうけさせんのかよ(−"ー#)

ちょっとムカついたので相手の携帯に電話してみましたが、不在の様子。
まさか寝てるんじゃねーだろーなー…

どんなに大量の仕事があるのかと覚悟を決めて来てみればこれですよ。オリエン受けなきゃ いくら時間があったって何もできやしません。取り敢えずパソコンは立ち上げていたので、休みに入る前に受けた小さな仕事を片付けたり、それでも更にもてあました時間でネットやゲームをしてみたり。
何のためにいるんだか サッパリ分かりません。

更に1時間経過。
携帯が通じないのでメールを送っておいたところ、それを見たのか見ていないのか やっとオフィスに電話がかかって来ました。
「ごめん、今から出るから1時くらいになります」

ほぉ〜う…
まだ待てと。
どの口が言っているんだ? ああ?!

それでも話を聞かないことには 来週泣きを見るのも自分だと分かっているので、仕方なく「わかりました」と応えました。
当然ですが かなりムカついてます。

あわ良くば社員さんに昼食をおごってもらおうと目論んでいましたが、そんな訳にもいかなくなり 炎天下を駅前のデリカまで歩き、お弁当とデザートを買ってオフィスに戻って来ました。平日であればランチタイムで賑わうレストランも、休みの日なので定休日だったり ランチタイムがなかったりなので、暑い中いつまでも外にいたくなかった私は手っ取り早く“お弁当”を選んだという訳。

冷房の効いた部屋で黙々とお弁当を屠る姿は 余程哀愁を帯びていたに違いありません。デザートに選んだアイスをジャリジャリさせながら「ライブには絶対遅刻しねーぞ!」と心に決めていました。

午後1時。
…来ねーじゃねーかよ。
いい加減にしろよゴルァ!
あと1時間待って来なかったら 帰るぞコンチキショー。

とキリキリしながら あと1時間待つ気の自分も大概なお人好しです。
この頃になると やることがすっかりなくなってしまい、半分ふてくされたようにダラけた姿勢でイスに座っていました。いっそ寝てやろうと。ってか、この時間で良いんだったら もっと家でのんびりできたじゃんかよー…

午後2時を目前に 私服姿の社員さんが現れました。非常に微妙なセンスの持ち主である彼は スーツも普段着も全てがカールヘルムです。赤とかピンクとか 柄物とかアップリケとか 信じられない組み合わせで着ていることがあります。夏は赤地に千社札や花札の柄が入ったアロハシャツをよく着るらしく、何度か見たことがありました。今日もその出で立ちだったので 一瞬ピクリと片眉が上がった気になりました。

「私この後用事があるんで。4時にはここ出ますからね。」と開口一番に伝えると、とにかく本題に入るよう相手を急かします。
仕事の内容はさほど難しいものではありませんでしたが 問題はその量と素材で、先方の曖昧なイメージを元にチラシ、DM、見開き両面のパンフレット、ポスター、ニュースレター創刊号 などの完成予想図を作らねばならないというものでした。

『曖昧イメージ』というのは一番厄介です。我社はデザイン業界を相手にしている訳ではないので、大抵のクライアントは注文の段階で 依頼した物の完成型が想像できていません。
「〜な感じに」とか「雰囲気良くお願いします」と言われても、取っかかりがなければ何の役にも立たない注文なのです。
せめて「ポップな色使いで子供ウケしそうな感じに」とか「●●百貨店のチラシみたいな雰囲気で」とかね、ひと言添えて欲しい訳ですよ。

今回の注文というのが これまたファジー(死語)な要求でして、
「何かイメージつかめないんですけど…」と訴えてみたところ
「俺もよく解らない」と言いやがる。
この大遅刻の社員さん、普段はそんな中途半端な聞き込みの仕方をする人じゃないのですが、今回のこの仕事に対しては「良いよ適当で」と口癖のように言ってきます。詳しい事は解りませんが、どうやら金払いの良いクライアントではないようです。つまり彼的には

“金にならない仕事に手間をかけることない”

ということなんだと思います。そういう考え方する人なので…
そこまで理解して思いました。

だったらそんな仕事 引き受けて来んなよ!

どんな仕事でも受けた以上はきっちりやらなきゃなんないじゃん。中途半端なことして信用落としたくないじゃん。(社員さんの信用なんて知ったことじゃないけど自分の信用は大事だ)
それは仕上がりの内容然り 納期の厳守然り。できない仕事を「できます」と受けてくること程 無責任なこともありません。

今回の仕事は その無責任に紙一重の受け方でした。

ムカついていた気分が すべて疲労に変わります。明日からの1週間を想像するだに 気が重くなってきました…
とにかく今日はもう取りかかるような時間もないし、第一そんな気分じゃないし、先方からのFAXや資料を受け取って自分の机に運んだら 帰り支度をしてサッサと退社しましょう。このヘコんだ気分はこの後のライブで解消できるのでしょうか…



実は今日は行きたいライブが2本かぶっていて、どちらに行こうか結構考えていたのですが 既に前売りチケットを買っていた『人間穴(マンホール)』という期間限定ユニットを選びました。ドミンゴスのVo.吉田一休とTHE PISSKIDSのVo.漣ケンタローがタックを組んだお笑い?デュオだそうです

ドミンゴスは既に何度かこの場に書いていますが、THE PISSKIDSというのも以前に一度日記に登場しています。春に無期活動休止を宣言して6/16にグランドフィナーレin東京 なるライブを見事にこなしたお祭り系バンドです。※系統分けは筆者の独断と偏見によるものです

その2つのバンドのVo. 同士が下北沢440でミニ(コント?)ライブをするというので、興味半分にチケットを取ってみたのでした。

前座の前座にネタ系デュオ『はらわた(ハラダ&ワタリ)』が歌い、前座ではアニメソング専門のアコースティックユニット『02130(ドミンゴスDr.中島ノブ&プロペラVo.ゆうたろう)』が盛り上げ、真打ち『人間穴』が登場したのは8時半を回ろうという頃でした。

正直なことを言わせてもらうと、楽しみながらも「疲れ」を感じ始めていた私は もう一方のライブのことを考えていました。もしかして私は選択を誤ったのではないかしら…

もう一方のライブというのは『Comeback Station』の初ライブでした。バイクメンのDr.セコッチこと葛迫さんがいた『フライデーOh! Oh!』が活動休止となり、そのリーダー?須田お兄さんが率いる新たなバンドが『Comeback Station』。言わずもがな 愛しの(笑)葛迫さんもメンバーなのです。対バンには友人Rさんおすすめの『東京ローカルホンク(元・うずまき)』もいて、私にとっては興味津々のライブだったのでした。

これは『人間穴』に頑張って貰わねば 気が済みません。

そしてお待ちかねの『人間穴』がやっと出てきました。その出で立ちたるや
何故かツメエリ姿の一休氏…(や、超可愛かったけど三十路男にゃ無理があるでしょ/汗)
何故か親父ヅラに腹巻鳶職姿のケンタロー氏…(研太郎さんの面影は見る影もなく/苦笑)
そんなナリで2人が始めたのは ショートコントでした。

バンドのボーカルが2人も揃って 歌も歌わずコントよ コント。面白かったし笑えたんだけど、時折フッと虚しい気分になるのは 気のせいなのかしら!(^^;)

最後の最後に2人のハーモーニーは聴けましたが、何で吉幾三のCMソング“新●本ハウス”なんだよ〜…
落とし過ぎでしょー 君たちー。

と、いう訳で イマイチ消化不良気味だった私は Oちゃんを道連れに新宿で下車を強行。カムステのライブ会場に向かいました!(ヤケクソ) どう考えてもライブは終わっている時刻でしたが、メンバーはその辺をウロついているだろうと思って、顔だけでも見に行こうとしたのでした。

目的地に着くと案の定メンバー様ご一行がお揃いのご様子でご歓談の最中、近寄って行き声をかけました。葛迫さんに手土産のプチシューを渡すと大喜びで即食い(笑) やっと和んだぞ私の心!

ライブに来ていたYuさんはひと足先に帰った後で、到着後すぐにKさんとmさんも帰って行かれました。一応目的は達成したことだし、我々も帰りますか。と言った所へRさんが打ち上げ参加を勧めてくれたので「ライブ効いてないのに良いの?」と聞いてから、 ならちょっとだけ… と顔を出させてもらいました。と、言っても終電間近だったから1時間くらいしかいられなかったけどね。おかげで楽しかったですよ。一日の大半はダメダメだったけど、最後が良かったので 気持ち良く帰れました。

終わり良ければすべて良し♪(割とお手軽)


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