カタルシス
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2002年09月07日(土) |
ブルーム映画 と ハリマオライブ |
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今日はハリマオのライブだ〜♪ でも雨。むぅ…
ライブは夜から渋谷なので Oさんと2人、8/31から公開している映画『RED HARP BLUES』を池袋で観てから行こうということになった。
WHAT IS『RED HARP BLUES』
7/7の日記に何気なく書いたと思うけど、Bluem of Youthが関わっている日本映画なんですよ。主演は鳥羽潤、思い出した?(苦笑) 封切日には関係者の舞台挨拶があるとのことで、その日の公開1〜3幕目までは役者さんや監督さんらの出演があったそうだ。もちろん事前にその情報は知っていたけれど、『リボンの騎士』(ミュージカル)観に行くことになってたからさ(^^;)ゞ 舞台挨拶見るとなったら朝から並ばなくちゃいけなさそうだし、暑いし面倒だったんで 日程を知った途端にアッサリ「パス」しちゃった。けど、頑張る人は1幕目3幕目の2回をハシゴしたりしたらしい。(2幕連続鑑賞は禁止されていた)
たまたまその夜は池袋で歴史友達との暑気払いがあったんで、映画館の様子をチラリとのぞいて見たものの さすがに知り合いの姿はもうなくて、それでもイベントやライブで見かける人が建物の前をウロウロしていたのは見えたので 逃げ帰るようにしてその場を立ち去って来た。あの時間じゃ出待ちでもなさそうだし、なんで居たんだろう…(怖)
そんな曰く付きの映画だったので、一人で観るのは絶対に避けようと思っていて 特別仕様の劇場鑑賞券を事前に買っていた私は道連れにとOさんを巻き込んだ。元々映画館で映画を観る方じゃないし、邦画なんて特に大画面で観る必要性を感じていないから 何だかんだ言っても結局ブルームさんらを気に掛けている自分が可愛いような、情けないような 微妙な感覚で映画館に向かったのだった。
会場はテアトル池袋。聞く人が聞けばすぐにそれとわかるミニシアター系の映画館だ。館内に入るのは初めてだったが、ここはよく香港映画やC級日本映画といった いわゆる「カルト」上映をしている館なので、私のアンテナには何気に引っかかる映画館だったんだな。公開がこの館だと聞いた時は「…やっぱり単館か。」と苦笑せずにはおられなんだ。 我らがブルームの悠さん(Vo.別所悠二)が やれスクリーンデビューだ、俳優業開始だって騒がれてはいても 所詮は身内の内輪騒ぎ、現実なんてそんなもんよね。くれぐれも念を押すけど 主演は鳥羽潤だからね、鳥羽潤。 何でも悠さんはブルースシンガー役って話だけれど、「はぁ?ブルース〜?」みたいな。(笑) ガラじゃない気がするのは私だけなのか? 大体ブルース歌えんの?(大いに心配) そんな想いを抱えながら館内をさらに奥へと進み 上映館の扉をくぐる。そのズラリと並んだ客席の
空いてること 空いてること(爆)
Oさんと2人で「どこでも座りたい放題だねぇ。」と顔を見合わせてしまった。
場内BGMに聞き慣れた声が流れている。初めて聴く曲だったけれど、すぐにブルームの曲だと解った。悠さんの声も然る事ながら松ヶ下節のメロディが私の口元を上げさせる。贔屓目に見ても目新しさに欠けてしまう楽曲は、聞き慣れている者にとって彼ら自身を認識する符号のようなもの。聞いて解るのは個性と思えば悪いことではないハズだけど、そこはヒットしてなんぼの世界にいる人達だ。マンネリやネタ切れと評価されても仕方がないんだろう。「どれを聴いても同じ」と、うち捨てられてしまうのがオチのような気がする。
同じ事をしてもメジャーヒットを何曲か飛ばしているアーティストなら「●●らしい」とか「いかにも●●」なんて重宝がられるのだから、変な話だ。 キャリアがあるとか有名だからっていう理由で 愚凡とも思える作品さえ秀逸と語られてしまうメディアの力の 何と強大なことよ… おまけにどっぷり真っ黒クロスケ。 本当に力のあるメジャーアーティストだっているのに そんなのと一緒にすんのは失礼だっつーの。
ま、それにしたって最近のブルームの不甲斐なさには ファンの私も呆れモードなんだけどね。 これはもう 評価する側だけの問題じゃないゼ。 ちょっと落ち着いて周りを見ながら考えな!ってな。 正直思っている今日この頃なんだ。
ええと、映画ね 映画。 内容はね、大阪が舞台でプロを目指しているバンドマンが主人公。よりにもよってブルースなんて渋いジャンルを目指しちゃっててライブでもイマイチ人気が取れない日々。段々バンド仲間としっくりこなくなってきて、悶々としたままバイトをしては失敗ばかりが続き、プロを目指す自分と同じように水泳の選手になる夢を持っている彼女とも考え方にズレが生じ始めて関係がぎくしゃくしてくる。そんな時に伝説の赤いブルースハープの話を聞きつけて、そのハープを手に入れることができたら 良いことなしの自分にも運が向いてくるのでは?と考えた主人公がそのハープを探すというお話。ある日のこと、伝説のハープの在処を知っているらしきホームレスの老人と出会い、何とか彼からハープのことを聞きだそうと一緒に行動していくうちに老人の過去が見え隠れして ブルースとは何なのか 音楽とは何なのか 人生とは何なのか。 みたいな展開をしていくものだったよ。 率直な感想を言えば
つまんない。
話の焦点がボケてて何が言いたいのか解らないままだったし、結論が何も出ないまま終わっちゃった。主人公は結局 何ひとつうまくいかないままだったし、そこから学んで前向きに〜 っていう感じでもなかったし。
主人公が抱えた焦燥、絶望、虚無といった、人として生きていくのに大抵どこかでぶち当たっているであろう問題が一つとして解消されずに物語は終わっちゃってんの。 ぶっちゃけ世の中そんなことだらけなんだろうけれどな、わざわざ映画にする理由って何?鳥羽潤やミッキー・カーチスってそんなにギャラ安い人達じゃないでしょうが。 訳わからん。
ああ、もうストーリーのことはいいよ。悠さんの話をしよう、悠さんの。 えー、別所悠二さんの役はというと、ミッキー扮する謎の老人ホームレスを「師匠」と呼ぶプロのブルースシンガーさん。自分でライブバーみたいなお店を持っていて、大人な雰囲気の中 生の演奏を聴かせているような渋い役。
彼自身は広島人なんだけど、結構大阪弁上手に言えてたみたいよ。思ったより出番あって驚いたし、演技も心配していたほどひどくなかった。何よりもベストウエイトで撮影に臨んだらしく、見目麗しかったのが一番のポイントだったね。松ヶ下氏も台詞なしとはいえピアノを弾く姿がチョロチョロ映っていて、ファンを意識した編集してくれてんなぁ〜…と思ってしまった。
総括:ブルームが出てなかったら絶対見てねーな! 以上。
映画館を出て、その足で渋谷を目指した。この後Mさんとも合流しなければいけなかったんでね。 駅前でMさんと落ち合って、ハリマオライブの会場TAKE OFF 7へ。映画館から出てから雨はおさまっていたけれど、いつ降り出してもおかしくない風の曇天が 実に重たく感じる。 会場前に着いたら建物の下でメンバーが集まっていたので、声をかけてチケットをそれぞれ購入。出番まで若干時間があったので、前回行ったTシャツ屋(「マツモトヒトシ」を買った所)が近いことから、ひやかしに行ってみようか ということになった。3人で裏通りに入る。
頃合いを見計らって会場入り。建物の3階にある会場はチケット代にドリンク分も込みだった。 おお、何やら新鮮だ! 初めての場所なので勝手が分からず おずおずしていたら、先に来ていたらしきRさんとYさんが「よ!」とアイコンタクトをくれた。彼女らの近くに寄って居場所を落ち着ける。
夢立さんのテンションは今日も高かったけれど、ギターの和泉さんが何だか体調不調らしく 熱っぽい顔をしながらの演奏で、辛そうに見えた。 うーんと、その和泉さんなんだけどね 眼鏡している姿って初めて見た気がすんだけど どうだったかな? 何ちゅーかね、私の眼鏡くんアンテナがピンッ☆と反応してしまいまして。ライブ終了後 和泉奥さまに 「いつもしてましたっけ?」と尋ねたら 「伊達 伊達。」とのお返事。 「そーなんですか。私、眼鏡くん好きなんでツボでしたよー?」と言ったら大笑いされてしまった(笑) 何か奥さんも可愛くて好きだなぁV
外へ出たらしっかり雨が降っていた。傘なしでは辛いくらい。 みんなこれから打ち上げっぽい雰囲気だったけれど、すぐに動く気配がなかったので お腹がすいていた我々は一足お先に失礼と声をかけ、ライブハウスを後にした。
退散の際、お客さんとして来ていたグルタミンの豪さんにHPのリンク許可を頂く。これでおすすめリンクにグルタミンが加えられるゼ♪
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