カタルシス
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2002年12月28日(土)  悲劇の幕開け 

という訳で朝から原稿描き。
ブルームファイナルライブで色んな人から早めに集まってお茶でも〜と誘いを受けたけど、そんな時間ないので全て断った。会場は中野サンプラザ、席は決まっているから開演に間に合えば良い訳だし… ギリギリまで時間を使っても、おそらく今夜は眠れないだろう(汗)

ここ何年かは消しゴムかけが面倒なので下描きを水色鉛筆でするようになっている。水色だとコピーや製版の際に写らないので(濃過ぎると写る場合もあるけど)消しゴムかけの手間ははぶけるのだ。
しかし、今回はコピーの前にスキャンでPCに取り込みがしたかったので 果たして水色って大丈夫なんだろうか???(汗)と心配しながらペンを入れていったのだが、今更描き始めたものを直す時間もないので、最悪 一度コピーした原稿を取り込むんだな、と手は動かしたまま頭の中でシュミレーションを図ってみる。
それにしても原稿描くの久しぶりダナー(苦笑)

夕方、いい加減出掛ける用意をしろって時間になったので作業をひとまず中断する。でも、あらかたペン入れは済ませられたので、後は帰ってからスキャンしてPC上でネーム打ち込んで、トーンソフトで柄流し込んで、夜中か早朝にコピーだけしてイベント会場に持って行けば、開場までの準備時間で製本すりゃいいし、売り子の手伝いに来てくれる人もいるから何とかなるだろう… と、一応の落ち着きを見ることができていた。
少し早めに出て、途中の文房具店で本の表紙用に色紙を購入する。

そして中野。

久々の顔ぶれにお互い再会を喜び合う。…喜ぶっつーのも語弊のある場ではあるのだが(苦笑) 最近はすっかりライブから足が遠のいていた人なども、流石に今日のこの日には参加をしていて往年の盛り上がりを見ているような人の入りだった。
何だか複雑…

会場にはロシアの旅で身につけていたものや、帰国後のプロモーションに使われた衣装など、彼らの衣類が展示されていて、物販ではメモリアルグッズなんてものも売られている。
衣類展示で盛り上がった気分が物販で一気に冷めた… またおかしなタイミングでおかしな物を売り出しやがって(不快)誰がペアのマグカップやプレートを買うんだっつーの!ワインを買うかっつーの!

私のこの日の購入物は今回のツアーパンフのみ。
これも、3000円ってどうなんだよ… 毎回のことだったから、もういいけどさ。

最後の?ブルームライブの内容はというと、むーん… 贔屓目に見ても満点はあげられないデキだと思ってしまった。何かさ、2人のぎこちなさがそのまま音に出てるっつーか、最後くらい心通わせてやりなよ…(涙)みたいな?
変ななっちゃうまでは 異様なくらいウマの合っている2人だったから、足並みが少しズレただけでも解っちゃうんだよな。本人たちは気付いてないのかねぇ…(苦笑)

それでも懸命にステージを成功させようとしている雰囲気は感じられたから 黙って見ていたけれど、後半にはやっぱり悠さん泣いちゃったし。そういうタイプだって知ってるから仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、ここは最後まで我慢してきっちり歌い切って欲しかったな、と。親心なファンは思ってしまったのだった。

今日のこのファイナルライブの様子は完全受注生産のCDセットとして発売されるらしく、S●ny Musicのフライヤーが会場で配られていた。
完全受注生産なのにCDなの?

DVDにせんかいアホんだら!

受注生産だったら損はしないんだろ?だったら単価が高くなってもちゃんとファンのニーズに応えろよ(怒)メモリアルグッズより売れるっつーの!!

仲間うちで大ブーイングだったのは言うまでもない。(中にはスタッフに直接文句垂れた人もいた/笑)

終演後、ゆっくり語らうという時間もなく 中距離組はいそいそと帰り支度。今日なんかは遠征組の方が宿泊覚悟で来ているから余裕があるみたいだった。
私はといえば、どちらにも属さない「適地」組だったから 残ってお茶するくらのことはできたのだが、やらねばならない仕事を残して来ているので、お先に失礼と 中距離組と共に退散した。

で、自宅。

スキャンしちゃえば後は楽… と思ってスキャナーをパソコンに接続。取り込み作業をしようと操作を始めたのだが
「…?」
動かない。

各部の接続を確認して、念のため再起動。そして操作
「……(汗)」
動かない。

おい おい おい おい おい おい! この期に及んでそりゃないでしょ!
独り慌てる夜中の自室。 設定を変えても、ソフトをインストールし直しても スキャナーはウンともスンともいいやがらない。そうこうして何時間経ったのか… 時計が午前3時半を回った頃、頭の中で何かがプツリと切れた。

「…もういい、行く用意しよう(濁)」

散乱した机の上を片付けると おもむろにイベント行きの用意を始めた。半分ボーっとしていた頭をスッキリさせるために簡単に入浴を済ませる。身支度を整えて在庫一式とペン入れを済ませた原稿と買ってきた色紙をカバンに詰め込み、まだ真っ暗な外を歩き出した。

私がした選択、それは 始発で会社に行く だった。

職権濫用? ああそうさ! ここまで来て諦められるかっつーの!ブルームの本出せるのなんて今回のイベントが最後のタイミングじゃないか。今日を逃していつがある!

目の下にクマを作って黙々と職場を目指す私なのであった…



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