カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2004年02月13日(金)  We love 香港4日間・4日目(最終日) 


11:50には旅行会社からの迎えのバスがやって来てしまうので、今までより1時間早く起きて朝餐を食べに出かけた

前の晩に何となく目ぼしを付けていたので そんなに迷うことなく店を選ぶ この時間の香港は不思議な感じで バリバリに営業している店の隣で頑なにシャッターを降ろした軒並みがズラリと続く この落差の見事さには目を見張る思いだ

モーニングセットの頼める時間帯だったので 特別凝ったものよりも地元の客が普通に食べているようなものを頼んでみたくなった我々は モーニングセットのA・B・Cを注文した 出てきたものは各種麺とセットのドリンク(珈琲か紅茶が選べる)である

紅茶は「Tea」と言っただけだったのに何故かミルクティ 強制的にミルクティ ちょっと不思議に思って見ていると友人の一人が
「もしかしてこれ エバミルク紅茶じゃん?」と言った 何?それ?? 聞くところによると香港ではポピュラーな紅茶の飲み方で濃い〜ぃ目に煮出した紅茶に甘くないエバミルクを入れるのだそうだ そもそも「甘くないエバミルク」が想像できない私は ものは試しと一口飲んでみたのだが 確かに煮出し紅茶に甘くないエバミルクが入った味だった… 不味かないけど 無駄にカロリー高そうだよこれ(汗)

麺の方は 私が「細ビーフン」友人達がそれぞれ「細麺」と「マカロニ」だった …マカロニ?
ベースになってるスープは多分みんな同じで 最後に加える一味が微妙に変えられてる感じだった 例えるなら かけ蕎麦に「山菜」が入るか「とろろ」が入るかって程度の違い あれも蕎麦と汁は一緒じゃん?そんな感じよ ちなみに私のは「野菜」ってかいてあったけど なんかトロトロした加工食材が入ってた 「なめ茸」の状態をご想像頂けたら近いと思う これも不味くはないけど 何だかな? でもB級グルメとしては全然OK(笑)

帰りがけにペニンシュラへ寄って 今回3度目のチョコムース買い占め(いい加減にしろ)



最終の土産買いタイムとしてホテル近くの『裕華』へ 私は何も買わなかったが友人2人は美白とシワ取りのクリームを真剣に選んでいた こういうモノ日本で売っていたらまず眉唾に思うのに 何となく効く気になっちゃうから不思議な国だよね中国って(笑)

一通りの買い物を済ませたら最終的な荷造りに入る 昨夜一度様子見に荷造りしているのでバッグの中身は既にテトリス状態だ 忘れ物がないようにチェックをして 残りの時間でお茶タイム(チョコムースとかクッキーとか食べてしまわないとね/汗)



指定の時間にロビーへ降りるともう旅行会社の人が来ていてバスの乗り場へ案内してくれた そこから十数分 なかなか来ないバスに旅行会社の人の方がヤキモキし始め 我々までつられて落ち着かない 私らが何したってバスがどうこうなる訳じゃなし 少しじっとしててくんないかなぁ(^^;) 結局約15分遅れで送迎バスは到着し 我々と荷物を乗せてホテルを後にした

その後何ヶ所かのホテルを巡り 数組のツアー客を乗せた大型バスは40分ほどかけて香港の国際空港に到着 フライトまで2時間あるのでチェックインしてから空港内で免税店や土産屋をひやかす すると『老婆餅』の看板が!

既に買ってあるというのに やっぱり気になってしまい店舗内へ… 看板に掲げているだけあって ものスゴイ種類の豊富さにビックリしてしまう いらなかったハズなのに ハズなのに 気がついたら「小豆栗子」を買っていた あーあーあー… また荷物が増えちまった(黙)

もうこれ以上は買っちゃなんね と心に誓い搭乗口へと移動向かうのだった



帰りの飛行機では『アップダウン・ガールズ』という映画がやっていて 他に見たいものもなかったので何となくそれを見ていたら 段々 段々 何だか 気持ちが 悪く… うぷ

上空に上がった当初からずっと小刻みに揺れていた機体 どんなに待っても一向におさまる気配のない振動は左右上下に体を揺さぶるものだった 元来乗り物に弱い私にとっちゃ こんなにひどい乗り心地はない …あってたまるか

ぐったりするまでに そう時間はかからなかったと思う

しまった 行きの飛行機は全然大丈夫だったから 酔い止めの入ったバッグ預け荷にしちゃったよ ピンチ ピンチ! さっきからカウントタイマーが胸の中で鳴ってるよ 喉の近くに迫ってくるよ だれか助けて〜… たまらず隣に座る乗り物酔い知らずで元気満々な友人に スッチーさんを呼び止めてもらった

「お客様 お空酔いですか?」
「はい? ……あ はい」

“お空酔い”?! 気持ち悪くてぐったりしているクセに そんな単語に敏感に反応を示す我が身が恐ろしい 薬お持ちしますか? どうぞお水です 具合はいかがですか? 色んなことを言われた気がするけど もうそれ以上の言葉は耳に入って来ない

あんまり 喋 ら せ な い で …(屍) うぐぐ・。

スッチーさんにもらった薬を飲んで 乱気流の中運ばれて来た食事にはいっさい手を付けられず ただただ回復を願って目を閉じ続けていた でも本当には眠れないんだ 気持ち悪過ぎて



しばらく経って少し持ち直してきた
急にお腹が減って 下げられずに置いてあったトレイに手を伸ばす メニューは 福建風あんかけチャーハン 日本そば サーモンのカルパッチョ サラダ プリン

取りあえず 蕎麦は美味しく食べられた チャーハンも意外にすんなり飲み込める ただしグリンピースのニオイと触感が不快で全てはじいた(普段は食べるんだけど) カルパッチョは脂が乗り過ぎでパス プリンもニオイからしてONだった めちゃめちゃ食べ残したままトレイを下げてもらう 普段「出されたものは残さず食べる」をモットーにしている私にしてみたら 口惜しい現実だったが背に腹は代えられない

お腹を満たしたら少し眠くなってきた しめた このまま着陸まで眠ってしまえれば楽だぞ!(歓喜)  そして実行



成田の着いた頃には さっきまでの気持ち悪さはすっかり消えていて ホッと胸をなで下ろした 薬が効いたのかも知れない
何にしても この後在来線を乗り継ぎ2時間強をかけて自宅まで戻らねばならない身で あの嘔吐感はごめん被りたかったのだから助かった

そしてその在来線旅は まず京成ライナーからはじまって 日暮里での乗り替え 山手線を1/3周し高田馬場でまた乗り替え その際JRの駅は階段オンリー… 成田に繋がる駅くらいエスカレーターを完備してくれぇ〜ッ!(涙)

病み上がりで重労働



ほうほうの体で地元の駅へ戻ると 自転車を預けていた駐輪場に向かった 私の愛機は初め置いてあった所になく しばらくグルグル回って受付窓口の裏手のスペースに ちょこんと停めてあったのをようやく発見する 見るとハンドルの中央に「2/13日まで3日間」と赤いマジックででかでかと書かれた受付の目印がくくられていた

…おい

鍵を開けようとして気づく ロック部分を何かでこじ開けようとした派手な傷跡

…おい

何とか無事鍵を外して明るいところで改めて見てみたら キレイに使っていた愛機はすっかりボロの自転車に変わり果てていた
ベルのフタがどこかへいっていて 中の仕組みが晒されている もちろん音など鳴らせやしない

…おい!

3日間取りに来ないって解ってたらイタズラもされるだろーがよ オッサン!(←駐輪整理の人) 他に表記のしようはなかったんか??!

結局出発の朝 何だりかんだりで出遅れた自分が悪いのか  凹↓(-_ー;|||)


■旅の写真たち■


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL