カタルシス
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午前中に友達と待ち合わせて『マスター・アンド・コマンダー』を観に行った
そう大して期待していた訳ではなくて 何だかやたらと金をかけて作った海モノらしいし 見るならTVの小さな画面より迫力重視のスクリーンだろう 程度の興味だった
観てみた感想は第一に「こりゃ赤字にもなるわ…」
作品が特別悪いというのではなく 製作に金がかかり過ぎだって意味で 相当の手間ヒマ費用がかかっていると素人目にもすぐ解る大作な割に 中身が大人しいのだ 地味過ぎる!
海戦シーンもガラパゴスでのロケもケタ外れのスケールなはずなのに 全然盛り上がらない ワクワクしない 手に汗握らない …何でこんなに淡々と見てしまうのかと考えたけど 多分 展開が読めるからなんだ
同じ海モノで言ったら『パイレーツ・オブ・カリビアン』が記憶に新しいが アレよりずっと時代考証や大道具小道具の細部に至るまでこと細かに設定されていたにも関わらず ワクワク感や盛り上がり度合いは完璧に負けてしまっている 「冒険活劇」という点ではエンターテイメントに徹底した『パイレーツ〜』に軍配を上げざる得ない 分類分けをするならば今回の作品は「歴史大河」とする方が適当だと思う
と ここまで書いたらまるで「ダメな作品」だったように思われるかも知れないが 決して駄作だった訳ではない 原作となった英国作家の小説を忠実に映像化しようとした壮大且つストイックな映画であることは確かだ 俳優陣も申し分ない面子が揃えられていると思ったし 登場人物のキャラクターも解りやすく愛着を感じる人々だった だがしかし…
それ以上のものではないんだな 実に惜しい(苦笑)
取り敢えず全然期待せずに見たので失望感はなかった それよりも さぞや金のかかったことだろうと 感心半分呆れ半分で眺めてしまった
そして感想の第二は「先生カッチョイ〜…(惚)」
主人公の艦長ジャック・オーブリー(あ!キャプテン・ジャック・○○○○と同じ名前じゃん!/笑)の親友で天才医師であり生物学者でもあるスティーヴン・マチュリン 親友のよしみと生物学者としての一面をくすぐるジャックの誘惑によって いつのか間にか戦艦に乗せられ軍医として腕を振るうことになってしまった人物らしい(原作によるとね) 軍のことも海のことも何も知らないような彼が こと怪我人の治療と動植物に対する好奇心には誰もが一目置く特異な存在であり 船員全ての尊敬を集めている艦長ジャックの無二の親友という立場からも 皆の信頼を集める頼もしい「先生」なのだ
そのドクター・マチュリンのカッコイイことカッコイイこと! 演じるポール・ベタニーの端正な顔立ちも然ることながら マチュリンという人物像が実に魅力的で! というか モロめちゃ好みで!!(笑) 見始めて半分を過ぎた頃にはすっかりドクターLOVE〜vv 状態になっていた
さんざん「イマイチ イマイチ」と先述しているにも関わらず ドクターを見るためならまた劇場に行っても良いかも… とかまで思ってちゃってる始末だ ヤベェ 原作読みたいかも…
ドクター以外あまり目に入っていなかったけれど 少年将校さん達も可愛らしくて良かったんではないかと思う 後で買ったパンフレットを読んでみたら 準主役のブレイクニー君を演じた男の子 イートン校に通う学生さんだそうで 「ぐぁッ!イートン校?!」と驚きつつも 彼の容貌と雰囲気を思い返し「…さもありなん」と思えてしまう安直な私
イートン校…
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そしてその後 友人2人は三宿であるサクライダイスケ氏のカフェライブの会場となる店を目指し 私は渋谷で別の友人と待ち合わせてVESSEのレコ発ライブへ向かった
VESSEは私は半年弱 友人は一年近く振りで 初めて聴く曲があったりメンバーの雰囲気も何となく違って見えたりして 随分と間を空けてしまっていたことを実感する それでもレコ発故の迫力か 以前にも増す勢いの良さには素直に感服したのだった
どうでも良いが渋谷のLa.mamaはドリンクチケットで「フロート」が変えられて ヒートアップし過ぎた体には嬉しい甘味だ
まぁ カロリーはバカ高だろうけどな…(--:)
『トラファルガー(Trafalgar)』Beegees
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