カタルシス
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2004年04月30日(金)  要らないのなら 僕が拾う 

仕事を終えて表参道へ向かう
今夜はAnalog Machineのボーカル・哲平さんが参加しているバンド『SPEAKER』の都内初ライブがあるのだ

SPEAKERの企画イベントなので彼らの出番はトリ 時間に余裕があったのだが妹の友達ご贔屓という『PSYCHEDELIC MOTORS』の出番が5組中3番目で19:20頃だと聞いていたので その時間に間に合うようにと道を急いだ このまま行けば19:30には会場に着く 多少は押すだろうから丁度良い頃合だろう

案の定着いてみたらまだ2番目のバンドが演奏中だったので 先にトイレに向かって身づくろいをした 結構蒸し蒸ししてて汗かいてるし…(不快)
その洗面所でばったりと友人に出会ったので そのまま行動を共にする

お試し観賞の『PSYCHEDELIC MOTORS』さん SEがAnalogと同じ曲(『RADIO HEAD』の曲 タイトル知らな〜い/苦笑)で唐突に懐かしさが込み上げる 友人も同じ部分で反応したもんだから 手を取り頷き合ってしまった
そして演奏はというと 悪くない 嫌いじゃない 特にリズム隊 イイ感じ でも… ボーカルの声がちょっと苦手系だった …惜しい!(^^;)

演奏が終る度に結構な人数の入れ替えが起こるので 4組目は中に残らずドリンクカウンターの画面を通して傍観することにした 本命のために余力を残すという意味もある

哲平さんと懇意にしているスーさんがマネージャーのカリーさんを連れて現われた 来るとは聞いていたけれど明日はダブルヘッダーだし リハとかコンディション安定のために大事を取るかも知れないなーと思っていて 来ても哲平さん達だけ見てすぐ帰っちゃうだろうと予想していたら 存外のんびりした構えで カリーさん共々ずっと我々の相手をしてくれた 明日行けない身としては貴重な接触だ

前のバンドが終ったので場内へ引き返す 普段あまり前の方でライブを見ることがない我々だが 実はAnalogのライブは最前列やその次くらいの場所に毎回陣取っていたので 今回も哲平さん見たさに前の方前の方へと移動して 最終的に私は2列目 友人2人は最前列という かぶりつきの場所をGETした SPEAKER自体は初めて聞くバンドなのに 気合入れ過ぎだったかな…(^^;)ゞ

ステージ奥の壁をスクリーンに コラージュ的な映像がSEに乗って映し出される お待ちかね 真打SPEAKERの登場だ 一人二人とステージを影が横切る 三人四人… 多いな(苦笑) 五人目がポジションに付いてから一拍を明けて ボーカルの哲平さんが中央に進み出た

わー! という喚声が起こり 彼らのライブが始まった








打ち込みを多用して 映像とのコラボレートで演出されるステージ 近未来チックなイメージのバンドだった メインボーカルの哲平さんの他にギターボーカルさんがいて フロントに相応しい顔立ちが印象に残る それでも終始照明が暗くメンバーの姿がハッキリと見える瞬間は皆無で 懐かしい哲平さんもボンヤリとした影でしかなかった 前から2列目でこんなんじゃ 後ろの方にいる人には全然顔なんて見えていないだろう

初ライブがこんなでイイのか?SPEAKER

Analog時代の曲をリメイクしたものも混じっていたが 全体的にあまりピンと来ない音楽で 技術的に優れているのだろうとは薄々感じ取れるものの Analog Machineの生音感には及ばない気がした 要するに手応えがイマイチだったと
何よりも音が多過ぎて肝心のボーカルが埋もれてしまっているのが一番の難点と感じる 哲平さんの歌が好きって個人的な見解も含まれるが 歌詞の聞き取れない歌は『歌』じゃない 言ってる意味が伝わらないくらいだったらインスト曲を聴く方がいい

歌ってそういうもんじゃないの?

これから本格的な活動に入っていこうとしているSPEAKERの私的評価は 不本意なことにあまり高くない 哲平さんは好きだけど あれじゃ面白くないよ…


5月にレーベルから音源発売だそーです
全国展開だそーです
見かけたら手に取って見てあげて下さい


多分ジャケとかデザインカッコイイと思うんだ
サイトやフライヤーのデザイン スゴい凝ってるから

『スクラップ』Analog Machine


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