カタルシス
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2004年05月20日(木) |
ありふれた愛のおはなし |
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今更ですが観ました『太陽と月にそむいて』 L.ディカプリオが若き詩人ランボーを演じて 何やら問題作扱いされてた映画
観てはみましたが 別にそんな大層なモンじゃないじゃん ってのが正直な感想 問題なのはディカプリオじゃなくて デビッド・シューリスの方だっていうのは解った(笑) やけに艶かしい立ち振る舞いにヒゲ面ハゲ頭で まっぱ …修正が中途半端でかえって痒い仕上がりになってましたね(涙)
個人的には世に言われている同性愛のシーンよりも シューリス氏の手の綺麗さにビックリ仰天しておりまして ディカプ以上に華奢な体つきや真っ白い肌を見るだに 素ではハゲない体質だろうなぁこの人… と思ってしまうのでした ←女性ホルモン多そうな感じ?
この人あれよ ベタニ主演の『ギャングスターNo.1』でインテリなマフィアのボスを演ってた人だよ あの仕草はまんま変ってないけど ヒゲで口元が隠れ気味だったから一見して彼だとは解り辛い その点もアラン・リックマンに似てる(独断意見)
よくよく考えたらシューリス氏って 夏公開のハリー・ポッターにルービン先生役で出るんじゃんね 予告でチラっと見たけど口ヒゲなんだな〜… ルービン先生はヒゲ無し希望だったのにな〜 そして何気にリックマン氏と共演 しかも同窓生役(笑) 彼等口元そっくりなのにヒゲがあったら解らんじゃないか!(…だからか?)
…話を『太陽と月にそむいて』に戻しましょう
イギリス映画だから仕方ないっちゃ仕方ないんですが フランス人の話なのに全編を通して英語なのはやっぱり違和感があります ロンドン滞在中でも2人きりの時は仏語だったと思うのだ 何かリアルさにかけるよねぇ リアルさでいうなら後半のディカプリオの老けメイク あれは何だ?!ハリウッドのくせに半端すぎる!全然老けてねーっつの! 脚を切断したあとでの全裸カットなんかはすごいなって思う処理してんのに ワザとだろ?あれ レオ様に老けメイクは許されないとでも? それこそ許すまじ#
詩人ランボーといったら今尚評価の高い作風を誇っている天才詩人ですが 字幕じゃその良さがよく解りませんでした というか大元は仏語なんでしょ?英語で語られてる段階で韻の雰囲気とか変ってくるんじゃないのか? 小説でも思うんだけど やっぱり原書で読めてなんぼだと思うわけですよ それが最も感覚的に簡素化された「詩」という媒体でニュアンスを伝える翻訳っていうのは多分 有り得ないと思うんですよね だから本当にその作品を知りたいと思ったら原文で読まないとさ… っつー訳で 詩人としてのスゴさはイマイチ実感できないまま「自由奔放で小生意気な新進気鋭の若年詩人」の半生を追ってみました って感じでした …この作品を作品として評価してる人には申し訳ないですが 私には役者頼みの映画に見えました 別に嫌いじゃないですが そう思います ヴェルレーヌの妻マチルド役のロマーヌ・ボーランジェは絵画から出てきたような美しさ ←フランス女優
そして主演のレオ様ですがね 少年っぽくて実にキュート 本当に若い こんときいくつ? で 一部の人にごめんなさい
確かに似てましたアノ人に! 顔の創りも遠くはない上に あの挑戦的な イタズラっ子のような表情は アノ人を思い出させるに値した! 思わず「確かに似てるかも…」とボソったら 一緒に見ていた妹まで「ああ 似てるね うんうん」だってさ 前に言われたときはそう思わなかったから「似てないよ〜」って言ったけど 前言撤回します
あの当時のディカプリオに限っては 確かに似てると思いました! スンマセンっした!!
『ありふれた愛のおはなし』1999年/フランス
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