カタルシス
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2004年06月24日(木)  カムズ・ア・ホースマン 

今日は“ジョニー・デップがキュートな作品”の私的上位にランキングされている『スリーピー・ホロウ』が民放で放映される日でした
珍しく事前にそのことを知っていた私は 仕事帰りに明日からレンタル半額が開始になるTSUTAYAに寄って棚をチェックしている最中に 唐突に思い出して慌てて家に帰ります ゴールデンタイムの民放だと吹替になっちゃうんですが たまには吹替で見るのも良いし なんて思いまして(笑)

そんな訳で放送時間ギリギリに帰宅し すぐにTVをつけました やってるやってる♪ ふふふ やっぱりイガボット可愛いゾー

吹替が堀内賢雄と番組欄に書かれていたので「けんゆうさん〜?(不審)」と思っていましたが そんなに気になるほど嫌でもありませんでした 彼も結構誰かれ構わず声あてる人ですが 山路和弘ほど一辺倒な声色じゃないのには「さすが声優」と思うのです

時は1799年 NY市警の捜査官イガボット・クレーンは連続殺人事件捜査のため スリーピーホロウという田舎の村へ派遣される 被害者はみな首を刎ねられた無残な死に様をさらしており 村人は首無し騎士(ホースマン)の亡霊の仕業と怖れおののいていたが 世の近代化に反し因習にとらわれたままの世俗を快く思っていない現実主義のイカボッドは あくまでも科学的捜査で真犯人を突き止めようと孤軍奮闘を開始するのだが…

恐るべしティム・バートン! いっぱしのホラーサスペンスかと思いきや 一筋縄ではいかない突飛な展開に拍手喝采と失笑を贈ります(笑) って初めて見たときにも思ったんですけどね 実は笑える作品です

首なし騎士がクリストファー・ウォーケンってところでもう既にウケちゃうんですけれど 現実派イガボットの科学捜査は決してズレていないのに 事件の真相が大きく現実からズレているという大オチです 見事です イガボットのトラウマやら市警での立場は すかり忘れられて素敵なエンディングを迎えています いっそ清清しいほどに痛快です

みんな見なきゃダメよ! 正義と勇気と愛の主人公イガボット・クレーン 子供のように取り乱し気絶するわ少年を楯にして歩くわヘタれ度も超級の主人公イガボット・クレーン こんな2面性を持った人物をキュートに演じるジョニー・デップは必見です☆ クリスティーナ・リッチもお人形さんみたいで可愛いよん

村の判事が『ゴーメンガースト』に出てきたコック長だった 普通に出てたな〜…(『ゴーメン〜』での役はえらいアクが強いキャラだったので/苦笑)

『カムズ・ア・ホースマン』1978年/アメリカ


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