カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2004年07月09日(金)  生きざま抱えて 

早朝
「今日のはるちん行く?」
という友人からのメールに 何だそりゃ?と思って朝からパソコンを立ち上げてBahahaの掲示板を確認したら
================================================================
突然ですが…          キャプテン春山 2004/07/08 21:02

明日、7/9吉祥寺曼陀羅にてライブをすることになった。んです。
え?そりゃーあんた突然すぎるぜ!とお思いの方、
すんません、その通りです。そうなんです。ですが、
ぐっどにゅーすというのはなかなかどうして突然やって来るもので
して、このクソ暑いさなか僕のさぶいトークで鳥肌がたつ程涼しく
なれる納涼!ライブです。夏バテ気味のPCモニターの前のそこの
あなた。天然冷房『キャプテンクーラー』の豪風を感じに来ないか!?

・・・7:00よりスタートします。
================================================================
なーんて書き込みがあって 「ああ これかぁ…」と理解する
友人には「行けたら行ってみます」と返信して 仕事カバンにMDセットを加えて家を出た

そして定時 出番の時間に間に合うように仕事を切り上げて吉祥寺に直行 暑いので走るまいと思って前押し前押しで動いていたお陰で 開演10分前には会場に入ることができた ひと涼みできるな… と 奥へ進む

き 客は私だけか?!

どう見ても他にいるのは会場スタッフと出演者の関係者といった数人のみ ここ これはかなり ドキドキするな…(汗)
椅子なんか1つも埋まっていないから どこに座るも好き放題だったのだけれど とても真ん中に座ろうなどと 思える雰囲気じゃなかったので 壁際のテーブル席に隠れるようにして陣取った

開演時刻になって さすがに少しの入りがあったものの それでも春山さんを目的に来ている人は数えるくらいで… というか1組? それから今日のこの情報を知らせてくれた友人と Bahahaの櫻井さんと ハリマオの夢立さん くらいしかいなかったんじゃないかと… 思うよ?

そんな入りの少ない中 春山さんの演奏は素晴らしく 喋ると声が掠れ気味で「夏バテかな?」と思わせたものの 歌うとそなもんどこ吹く風の美声で またもやスゲーなー…と惚れ惚れしてしまう
しかも新曲が2曲もあって SB時代の幻の名曲『化石のサイドボード』まで歌ってくれた 生で聴くのが初めてだった私は この感動を伝える相手がないことに 挙動った動きをしてしまう

うわー!何でみんな いないんだー!!

A:告知が激遅だったからです

おおう… やんぬるかな・。

実は午前中 Bahahaメールが来て「今夜歌います」みたいな連絡があったんだよね だから聴くだけだったら何とでもできたんだけど 録音セットは出かける前じゃなきゃ間に合わないから 友人の早朝メールが 今日のこの明暗を分けた訳だ 大感謝だよホント おかげさまで自分を誉めたいようなキレイさで完璧録音できたよ〜 最近調子良くて好きよマイ・ケンウッドv

そんな訳で 今日涙の断念をした人で その音源が欲しいという方は 喜んでダビング致しますのでご連絡ください 生MDと交換でお渡し致しまっせ☆

-------------------------------------------------
 
『耳に残るは君の歌声』鑑賞〜

クリスティーナ・リッチ主演の生き様映画(笑) いや あの とにかく予期せぬ出来事の連続だけど頑張って乗り越えていく女の子の話です ハイ

で 彼女の相手役にジョニー・デップ 『スリーピー・ホロウ』『ラスベガスをやっつけろ』でも共演していた2人が この作品でとうとう濡れ場入り(オイ) という部分に興味が湧いて借りてきたという下心なセレクトです

時代は1920年代初頭
母を亡くしたユダヤの少女フィゲルは父と祖母とロシアの貧しい村で暮らしていたが 生活が苦しく歌手である父は出稼ぎのため渡米 ゆくゆく娘を呼び寄せるつもりがユダヤ迫害の戦火の中 何とか難を逃れたフィゲルは イギリスへ辿り着きスージーと名づけられてキリスト教徒の家庭で育てられことになった
10年後 成長したスージー(クリスティーナ・リッチ)はようやく父を探す旅に出ることにしたが 旅費を稼ぐためにコーラス・ガールとしてパリで働くことになり 一座の花形であり出世心の強いローラ(ケイト・ブランシェット)と友達になってルームシェアしながら新たな生活をはじめるのだが ナチス台頭の影響がフランスにも及び ユダヤ系のスージーは徐々に居場所を追われていく
立場を追われるという部分では身の上が似ているジプシーに幼い頃の自分達を投影させていたスージーは 同じ劇団で働くジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と心を通わせるようになるのだが…

原題は『The Man Who Cried』直訳すると『泣いた男』ですが これが誰を差すのかは微妙な内容でした ただ印象的だったのはチェーザーの涙だったんですけどね あれ ちょっとビックリしました イキナリだったというか キャラが違うというか(苦笑) あのシーン見るまで寡黙で大人っぽい人物だと思っていたチェーザーが 一気にカワイ子ちゃんに見えてしまいました… デップさんよう ありゃ反則ですゼ

その点でいくと邦題のニュアンスの方が作品全体の雰囲気を読み取れるタイトルになっていますが それでも「歌声」がそれほどキーポイントにもなっていなくて どこが主点なのか途中で混乱してくる話でした

父親探しがメインなのか 切ない恋物語がメインなのか 一人で生き抜く逞しさがメインなのか(そんなに苦労してるようにも見えなかったけど)
個人的にはすっかり忘れ去られてるローラがちょっと可哀想に思えました

何だかんだ言って彼女に助けられてたじゃんよー 友情薄過ぎだよアンタ…

『I’m watching television』/春山玲


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL