カタルシス
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2004年07月20日(火)  Let's Go Summer Days! 

最高気温39.5℃だってよ…

異常だ! 異常だ! 異常だ!

陽差しを日傘で遮っても
熱を持ったアスファルトが 下からジリジリと何かを発してる
そんなん何で遮ったら良いのやら 半笑いで歩く速度を早めるのがせいぜいで
ソールの薄いサンダルなんて履いた日にゃ 足の裏低温やけどしかねない
こんな日に犬を散歩させてる人の気が知れないよ 肉球焼けちゃうよ アチチチチ…

ああ 恐ろしや 恐ろしや

何が恐ろしいって この暑さが自然のものじゃないってことだ
お台場や新橋に高層ビルを建てた所為で 海風が内陸に入ってこれなくなってるらしい
例えば埼玉の熊谷なんて 元々熱気のこもる地形の場所なのに その熱気を唯一動かしてくれていた海からの風が完全に遮断されて この世の灼熱地獄を現実のものにしているわけだ 暑がりの私が絶対に住めないと思う土地

香港 台湾 熊谷

京都も若干その気があるけど 春秋の季節の良さにほだされて我慢できるかも知れないから 候補には入れないでおく
香港と台湾は食や文化は大好きだけど あの湿度と気温は ありえない 言葉の壁以前に立ちはだかる 猛暑の壁 旅行も夏には絶対行かない 行っても外に出られない 意味がない

…何の話だ? ああそう「暑い」って話だ

自分が小さな子供だった頃 こんなイヤラシイ暑さに悩まされたという記憶がない 記憶にないんじゃなくて実際に気温はもっと穏やかだった

そもそも25℃以上を「夏日」30℃以上を「真夏日」という言い方から考えたって 昔は25℃で充分暑かったってことじゃないか それが最近じゃ30℃以上なんて当たり前 35℃以上の日を「超真夏日」なんて言うようになってるとか?
確かに「真夏日」を「超えた」暑さだけどさ 気温の高さにだけじゃなく その呼称そのものに気分が萎えるのは私だけなのか

「超」って 「ちょー」って響きが 何かね…(--;)

暑いのキラーイ 夏生まれだからって イヤなもんはイヤなんじゃい!

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『愛され作戦』鑑賞
ドイツの映画です 妹が「バカっぽそうなんで気楽に見れるかと思って」と借りてきたものですが バカっぽいというか ちょっとカルトな雰囲気漂ってたんですけど…(苦笑)

主人公の女性ファニーは妙齢を迎えているにも関わらず男運がなく 出会うのはゲイや妻帯者ばかり 仕事は順調だが縁遠いことを同僚に揶揄られる毎日に辟易している そんなこんなで自分自身を見つめるつもりか「死に方講座」なる奇妙な講習会に通い続けている彼女は ある日 集合住宅のエレベーターで 同じ階に住む奇妙な出で立ちの黒人青年と乗り合わせた

古い住宅のエレベーターは時々突然動かなくなり住人達を困らせていたが この時2人が乗ったエレベーターも電圧不足で動かなくなってしまう 暗闇で得体の知れない黒人男性と2人閉じこめられたファニーはパニックを起こしかけるが 突然奇声をあげながらエレベーター中を踊り回る男性に呆気に取られてしまう すると彼がダンスを終わらせた途端にエレベーターは動きだした 驚きを隠せずにいる彼女に それまで無愛想だった男性は白い歯をニッカリと見せて名刺を差し出すのだ

占い・お祓い おまかせください オルフェオ

それから数日後 半信半疑のままファニーは占い師オルフェオの部屋を訪れる この鬱屈とした日々から抜け出すための導きが欲しかったのだ

…うーん どこまで話のスジを説明したらいいんでしょう(汗)あちこちに話が飛んで主題が分らなくなる展開だったので 何ともかんともなんですが 箇条書きにしてみると

●オルフェオはゲイで ショーパブのステージに立ったりして日銭を稼いだりもしています
●集合住宅は老朽化に伴い修繕工事が始まり 新任の経営者が住民に挨拶に回ってきます
●新任の経営者は身なりの良い青年で ちょっとキザ 高級車に乗ってやってきます
●オルフェオは悩み相談をしてきたファニーに 運命の男性の特徴を挙げて「出会いは近い」と示唆しますが その特徴は全て新任経営者のことを差しています
●経営者に会って運命を感じちゃったファニーの恋愛アピールが始まります(この辺が「愛され作戦」かな?)
●色んなことがうまく行き始めて急速に友情を深めていくオルフェオとファニー
●でもやっぱりダメで文句を言いにいったら オルフェオの方も彼に捨てられてメルトダウン中 しまいにゃ家賃滞納で部屋を追い出されて 行くあてがないのでファニーの部屋に居候をし始める でも元気が出せないままそのうちよく解らない病気になって弱っていって 最後には消えてしまう
●よき理解者だったオルフェオがいなくなって心にポッカリ穴が空いてしまったファニー  相変わらず通い続けていた「死に方講座」で新たな出会いを得るものの 元気が出なくてその気になれず放置 しかしその相手がオルフェオの部屋に越してきた新たな住人だったことを知り 彼が引き合わせた運命と思って前向きに対処しようと心に決める

…これが全部です ネタバレぶちまけていますが どうせこんなマイナーでカルトな映画 誰も見ないでしょ(苦笑)

えー 疑問点を挙げますと オルフェオには本当にそういう能力があったのか 最後に姿を消したのはファンタジーだったのかトンズラこいただけなのか 悪い人には見えなかったけど ちょっと詐欺紛いな雰囲気も否めず 見方に困った部分です

途中で軽くロマンスった経営者の 後半の存在意義は希薄です ハッキリいって不要だったと思いますが ラストの1カットにはちょっと笑いました

『リード・マイ・リップス』の時も思いましたが どうして縁遠い妙齢の女性主人公には 子持ちなのにモテモテの女友達がいるんでしょう どっちの話でも子供を預けて男に会いに行ってるんだよなー… 奔放というか大らかというか

悪いことだとは思いませんが「不満に思うなら子守を引き受けるな主人公 そして独身だからっていつでも預かってくれると思うな友達 そんなん頼ってるんじゃなくて利用してるだけだろ」と思ってしまうわけですよ 頼みをきいてくれるのが当たり前だと思っている態度が小ムカつくんですわ 親しき仲にも礼儀有り 感謝と敬意が介在しなければ友人関係というのも怪しく思えてくるものです

ちょっと実体験とかぶる部分があるので反応しちゃうんでしょうけれど 「ありがとう」と「ごめんなさい」はその言葉自体はもちろんですが 意味合いまでが大事だと思うんですよ

って 一体誰に説教たれてんでしょ(苦笑) ← 答:例のあの人(今月の日記にこの呼び方で出てきてます)

『Let's Go Summer Days』BIKEMEN


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