長いお別れ
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聞かせてよ。同じ気持ちだって言ってよ。 ひとりじゃないんだって言うなら、抱きしめに来てよ。 触れてよ。触れていてよ。この震える指に。 この身体は何の為にあるの。誰の為にあるの。 私の心は、誰と分かち合う為にあるの。 私はこんなに自由なのに、何故こんなに切ないの。 どこにも行けないと何故思い込んでいるの。 土台がない事が言い訳になる年頃はもうとうに過ぎ去ったのに。 私はまだ、ずる賢い自分を捨てきれない。 愛されたい。愛されたい。愛されたい。 もういらないってわめき出したくなるほど、愛が欲しい。 手を繋いでいて。離さないと言って。優しく包んでいて。 そばにいて。お願いだからここにきてよ。 それが駄目なら、せめてあなたと、繋がっていると思わせて。 この、見えない線を越えて。
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