夢がない。何もない。からっぽだ。それなら何も感じなければいいのに。何かに焦ってる。何かに怯えている。毎日はいつも通り暮れていく。でもこの瞬間は二度と来ない。それは誰の上にも平等な時間なんだ。それなら何かをしてみたいと思う事もある。でも何をしたいのかがわからない。暗い闇の中をとぼとぼと歩くようなものだ。そして朝が来る。昨日よりほんの少しでも前を向いていればいいのに。