長いお別れ
DiaryINDEX|past|will
薬を飲んでも、親しい人に出さない手紙を書いた後も、気持ちがはれない。 なにもかも嫌になっていくばかり。 空が青い事も太陽が沈む事も夜が自分を包む事も。 なにもかも嫌になるばかり。 もう薬を溜めて飲むような真似はしないけれど、心がざわついている。 そこら中にいら立ちを振りまいてみてもただみじめになるだけ。 夜にさまよう心が並べる過去の幸せ。 そんなものに縋り付いていたって何も変わりはしないのに。 偶然じゃない。出会い別れは導かれゆくままに。 それならばなおさら好きな人に会いたい。ただ手を繋ぎたい。
|