長いお別れ
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さすがに涙も枯れたようでぼんやりと飽和した悲しみの中にいる。 明日も明後日も1週間後もこの悲しみの中にいるのかなと思うと少し怖い。 自分が自分じゃない感じ。ほんの少しの刺激でどうとでもなってしまいそうな気がする。 ここが踏ん張り所なんだ。まるで暗闇、右も左も解らない。 それでも目を開けて暗闇に慣れるのを待つんだ。 同じように苦しんでいる人は沢山いる。私だけじゃない。 私の命が後どれくらい残されているか知る由もない。 だけどその日までは生きなければ。疲れ果てても日はまたのぼる。 ひとりで生きるには広すぎる街。不意にそんな思いが過る。 誰かが私を探して私を呼んでいる。それがあなたなの。きっと、そうなの。 だから生きていける。ひとりぼっちが辛くても生きていけるよ。
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