日記日和
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2004年09月11日(土) ストの経験(懐)

プロ野球選手会のストライキが延期になり、とりあえずホッとしています。




最近、プロ野球のことで「ストライキ」という言葉をよく耳にするようになり、20年近く前に職場でストライキを経験したことを思い出しました。

春闘だったか、年末一時金の交渉時だったか、よく覚えていませんが、その年は交渉がかなり長引き、最終的に、わずか半日ではありましたがスト決行、となったのです。



それまでにも交通機関のストのニュースはよく見聞きし、実際、通勤の足を奪われ困ったこともありましたので、ストについて自分なりのイメージはありました。


組合員が鉢巻をして、悲壮な覚悟で経営陣と闘う・・・というハッキリ言って暗いもの。




ところが、実際に経験したそれは、これまでの印象とはまるっきり違っていました。



当時、私はまだ働き始めて数年で、労働組合についても、ストの意義についてもよく理解していなかったので、裏で幹部の方はかなり苦労されたのかもしれません。



ストの数週〜数日前には、毎朝、労使の交渉を伝える組合新聞を受け取り、昼休みや終業後は、まるでクラブ活動にでも行く感覚で同僚たちと組合の集会に参加したものです。

若い人が多い職場でしたので、組合の執行部も若い人が多かったせいでしょうか、集会でも常に笑いがありました。


応援に来てくれたヨソの労組の人が「こんな明るい組合活動は初めて見た」と言って帰ったくらい ですf(^_^)




また、管理職の中には組合員に辛く当たった人もいたと聞いていましたが、私たちの部署の直属の上司は自らが組合長の経験者で、私たちの権利も理解してくれていたこともあり、普段と変わりなく接することができたのもよかったのかもしれません。



ストによりカットされた給与分は組合から補填されました。




私のたった一度のストライキの経験はこうして思い出すと、かなり都合のいいものだった気がします (^^;)







私の経験した穏やかな(?)ストとは違い、今回のプロ野球選手のストは、する側にも大きな痛みが伴います。


オーナーの固い頭をどうにか少し柔軟にしてもらって、なんとかストせずに
選手会の要望が最大限通るよう、引き続き願っています。






++昨日の夕食++

・おでん

買物に行ったスーパーがとても寒くて、衝動的におでんの材料を買ってしまいました。


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